NY株式1日(NY時間12:20) ダウ平均 34592.67(-85.68 -0.25%) ナスダック 14158.67(-61.85 -0.43%) CME日経平均先物 27665(大証終比:+5 +0.02%) NY時間の昼に入って米株式市場は上値の重い展開となっており、ダウ平均、ナスダックともマイナス圏での推移となっている。前日引け間際のように売りが加速する動きまでは見せていないものの、上値は重い印象。 きょうは3月のISM製造業景気指数が発表され、57.1と前回から低下し予想も下回った。前回はオミクロン株の影響が緩和し、新規受注や生産が伸びていたが、今回はその反動が出ている。また、今回はウクライナ情勢の影響が反映され、仕入れ価格が再び大幅に上昇し、米製造業のセンチメントを圧迫している模様。一方、雇用は上昇しており、人材確保の制約は緩んでいる可能性が示された。 米製造業について一部からは、長期的にはまだ楽観視できるものの、短期的には成長が冷え込む可能性が指摘されている。3月のISM指数は成長鈍化を示唆しているが、中国の主要な製造拠点や出荷拠点が感染拡大で相次いで閉鎖されたことを今回の数字はまだ反映されていないという。サプライチェーンのボトルネックや出荷の制約も強まる可能性があるとも述べた。 米製造業の拡大終焉までは想定していないが、今後数カ月間は拡大ペースがさらに鈍化する可能性あるとしている。 ISM製造業景気指数(3月)23:00 結果 57.1 予想 59.0 前回 58.6 ISM製造業景気指数(3月) 景気指数 57.1(58.6) 新規受注 53.8(61.7) 生産 54.5(58.5) 雇用 56.3(52.9) 入荷遅延 65.4(66.1) 在庫 55.5(53.6) 仕入価格 87.1(75.6) 輸出 53.2(57.1) ()は前回 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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