大阪6月限 日経225先物 27040 +140 (+0.52%) TOPIX先物 1898.0 +7.0 (+0.37%) 日経225先物(6月限)は、前日比140円高の2万7040円で取引を終了。寄り付きは2万7090円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7055円)にサヤ寄せする格好で買い先行で始まり、一時2万7190円まで買われる場面があった。ただし、SQに絡んだ商いの影響と見られ、買い一巡後は利食いに押されるなか下げに転じ、前引け間際には2万6760円と前日の安値水準まで売られた。売り一巡後は下げ渋るなか、後場はショートカバーに加えて、新年度入りの資金も若干ながら入ったと見られ、引けにかけてリバウンドの動きだった。 米国市場が反発した流れに加えて、SQに絡んだ商いが日経平均株価、TOPIXともに若干ながら買い越しだったことから上げ幅を広げて始まったものの、75日移動平均線が心理的な抵抗として意識されるなか、戻り売りに押される格好だった。もっとも、このところは前場終盤にかけて売られ、後場は底堅さが意識されるなか出直りを見せており、本日も同様の展開だった。 また、今晩の米国では2月卸売売上高の発表が予定されているため警戒する向きもあったが、グローベックスの米株先物が小幅ながらプラス圏で推移するなか、ショートカバーに向かわせた面もありそうだ。 なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍だった。一時14.26倍まで上昇する場面も見られた。東証は7日に再編に伴うTOPIX構成銘柄の浮動株比率の見直しについて公表。他の上場会社などが保有する特定投資株式を固定株とする方式への移行に伴う措置であり、これによりウェートが低下するトヨタ自動車 <7203> [東証P]、セブン&アイ・ホールディングス <3382> [東証P]、三菱商事 <8058> [東証P]、デンソー <6902> [東証P]などが売られTOPIXを押し下げた格好である。 浮動株調整は4月末、5月末、6月末の3段階で変更が実施されるため、ウェートが上昇する銘柄を買い、低下する銘柄を売るといった戦略も意識されやすく、指数イベントを狙った動きによって、目先的にはNT倍率は上向きのトレンドを形成する可能性がありそうだ。 手口面では、日経225先物はABNアムロが1200枚、JPモルガンが1020枚、ソジェンが740枚程度の売り越しに対して、モルガンSが900枚、野村が890枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1390枚、BNPパリバが750枚程度の売り越しに対して、大和が1420枚、BofAが1080枚、モルガンSが1050枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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