株価指数先物【昼のコメント】 アジア市場の弱い値動きが嫌気され、前場半ば以降は日中の安値圏での推移

配信元:株探
著者:Kabutan
 日経225先物は11時30分時点、前日比250円安の2万6790円(-0.92%)前後で推移。寄り付きは2万6910円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6990円)にサヤ寄せする格好から売り先行で始まり、一時2万6760円まで下落する場面があった。売り一巡後は出直りを見せ、前場半ばには2万7000円まで下げ幅を縮めたものの、香港ハンセン指数の下落率が2%を超えるなど、アジア市場の弱い値動きが嫌気されて再び売られると、前引けにかけては朝方につけた安値圏で推移。

 朝方の売り一巡後は、25日移動平均線が支持線として意識されるなか、下落幅を縮める場面も見られたが、アジア市場の下落がセンチメントを冷ます格好となったようだ。日経225先物は先週後半の安値水準まで下げた後は、ショートカバーを誘う形でのロングの動きもあったと見られる。前場半ば以降はロングを外す動きにより再び安値水準まで下押したものの、短期筋の売買は一巡したであろう。直近の安値水準であるほか、25日線が支持線として意識されるなか、後場はややリバウンドを狙った動きが期待されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で75日線を挟んでの推移を継続。朝方に14.17倍まで低下した後は14.23倍まで切り返す動きを見せている。75日線を下回る局面では、その後の上昇を想定したNTロングに向かいやすいとみられる。

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