大阪6月限 日経225先物 26750 -330 (-1.21%) TOPIX先物 1876.5 -20.0 (-1.05%) 日経225先物(6月限)は、前日比330円安の2万6750円で取引を終了。寄り付きは2万6820円と、ナイトセッションの終値2万7040円からギャップダウンで始まった。前場半ばには2万6700円水準で下げ渋ったものの、中国の1-3月期の国内総生産(GDP)発表前にはショートが強まり、一時2万6560円まで下落幅を広げた。ただし、中国1-3月期GDPは前年同期比4.8%増となり、市場予想を上回ったため、後場は下げ渋る動きに。終盤にかけて下落幅を縮めるなか、2万6800円と寄り付き水準まで戻す場面も見られた。 2万7000円を挟んだ保ち合いを想定していた市場参加者が多かったと見られ、ギャップダウンから一時2万6560円まで売られる展開は、ややサプライズ感のある調整だった。もっとも、海外市場が休場の影響で資金流入は限られており、短期筋のショートが一巡した後は、終盤にかけてショートカバーが入ったようだ。 東証プライムの売買高は、8億3400万株程度と先週末の出来高を下回る薄商いだった。売買代金は昨年12月30日の大納会以来となる2兆円割れとなった。 なお、グローベックスの米株先物は小幅ながら、NYダウ先物、ナスダック100先物いずれもマイナス圏で推移している。日経225先物は後場に入り下げ幅を縮めたが、25日、75日移動平均線が上値抵抗線として意識される一方で、支持線として見られていた5日線を下回ってきた。25日、75日線のゴールデンクロス示現となったものの、2万7000円辺りでこう着が続くようだと、戻り待ち狙いのショートに向わせよう。 NT倍率は先物中心限月で14.25倍だった。14.30倍辺りが心理的な抵抗線として意識されやすいが、直近では切り上がる5日線を支持線としたリバウンドを形成するなど、テクニカル面では上向きのトレンドが見込まれる。TOPIXのリバランスを控えていることもあり、NTロングに向かいやすい面はありそうだ。 手口面では、日経225先物はゴールドマンが1270枚、野村が480枚、ドイツが310枚、クレディスイスが300枚程度の売り越しに対して、ABNアムロが1300枚、モルガンSが780枚、松井が420枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はモルガンSが1140枚、JPモルガンが810枚程度の売り越しに対して、BNPパリバが1470枚、ABNアムロが670枚、ソジェンが340枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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