大阪6月限 日経225先物 26390 -260 (-0.97%) TOPIX先物 1861.0 -15.0 (-0.79%) 日経225先物(6月限)は、前日比260円安の2万6390円で取引を終了。寄り付きは2万6090円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6065円)にサヤ寄せする格好からギャップダウンで始まった。スキャルピング中心の値幅取り狙いの動きのなか、前場半ばにつけた2万6040円を安値に下落幅を縮める展開。節目の2万6000円を下回らなかったことで、ショートカバーに加えて、短期的な自律反発を狙ったロングになったと見られる。前場半ばに一時2万6310円まで下落幅を縮めた後は、2万6200円水準でこう着。ただし、後場半ばに前場半ばにつけた日中高値を更新すると、一時2万6410円まで下落幅を縮める場面もあった。 積極的にポジションを傾けてくる動きはなく、ギャップダウンで始まった後は、下げ渋る値動きだった。グローベックスの米株先物はNYダウ先物が200ドル高程度で推移していたほか、新型コロナウイルス対策でロックダウン地域の広がりが警戒されている中国でも、上海指数が2%を超えるリバウンドを見せたこともあり、ショートは仕掛けづらい需給状況だったようだ。 また、東証プライムの売買高は3月18日以来の16億株を超えていた(市場再編前を含む)。ギャップダウンによってリスクポジションの圧縮が強まったというよりは、月末のTOPIX浮動株比率変更に伴うインデックスイベントの動きもあったと考えられる。指数インパクトの大きい値がさ株の一角などのウエート上昇が見込まれるなか、売り一巡後の底堅さにつながったと見られる。 この影響もあって、NT倍率は先物中心限月で14.18倍と前日からは小幅な低下にとどまっていた。ギャップダウンの影響により14.11倍まで低下し、4月13日の直近安値14.10倍に接近した後は持ち直しを見せており、75日移動平均線を回復して終えている。 手口面では、日経225先物はソジェンが1240枚、バークレイズが750枚、ABNアムロが740枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが2060枚、松井が570枚、ゴールドマンが550枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はみずほが2030枚、野村が770枚程度の売り越しに対して、BNPパリバが1410枚、ゴールドマンが1090枚、ABNアムロが830枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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