大阪6月限 日経225先物 27110 +300 (+1.11%) TOPIX先物 1919.5 +23.5 (+1.23%) 日経225先物(6月限)は前日比300円高の2万7110円で取引を終了。寄り付きは2万6690円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6735円)を下回って始まった。その後は一時2万6540円まで売られる場面も見られたが、売り一巡後はショートカバーが優勢となり、前引けにかけてプラス圏を回復した。後場に入ると「政府が観光目的での外国人の入国を、早ければ5月にも少人数のツアーに限り認める方向で検討」と伝えられると、ロングの動きが強まり一気に2万7000円を回復。買い一巡後は上げ幅を縮める場面もあったが、引けにかけて再び強い動きとなり、2万7110円と本日の高値で取引を終えた。 また、岸田首相が英国での講演において、「新型コロナウイルスの水際対策を6月に緩める」と発言したことを複数のメディアが報じており、経済活動の正常化への期待が高まったようだ。さらに、グローベックスの米株先物が下落幅を縮めたこともロングに向かわせた格好だろう。ただし、その後は米先物が再び下落幅を広げているほか、日経225先物はナイトセッションで利食い先行の動きを見せているため、まずは米雇用統計を受けた米国市場の反応を見極めたいところだろう。 仮に主要7カ国(G7)諸国並みに入国が緩和されることになれば、足元の円安基調も相まって、海外勢による資金流入への期待は高まりやすい。決算発表が集中することから積極的には手掛けづらいが、短期的には押し目狙いのロングが強まってくる可能性はありそうだ。 NT倍率は先物中心限月で一時14.03倍まで低下した後は、14.12倍と寄り付き水準まで切り返した。日本株を見直す動きとなれば、指数インパクトの大きい値がさ株がけん引する格好で、NT倍率の反転も意識されてくるだろう。 手口面では、日経225先物はABNアムロが1850枚、BofAが720枚、みずほが680枚、BNPパリバが420枚程度の売り越しに対して、野村が1890枚、JPモルガンが1090枚、ドイツが950枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はバークレイズが960枚、シティが470枚、BofAが400枚程度の売り越しに対して、ドイツが1580枚、ゴールドマンが480枚、大和が470枚程度の買い越しだった。 株探ニュース
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