NY株式18日(NY時間10:03) ダウ平均 32201.26(-453.33 -1.39%) ナスダック 11783.16(-201.36 -1.68%) CME日経平均先物 26730(大証終比:-130 -0.49%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅に4日ぶりに反落。きのうまでの3日間でダウ平均は900ドル超買い戻されていたが、きょうは反動が出ている。前日のパウエルFRB議長の講演はこれまで以上にタカ派な印象ではあったものの、前日の株式市場は底入れへの期待感も強まり、買い戻しが優勢となっていた。 しかし、当面はFRBの0.50%の大幅利上げが続くとの見方に変化はなく、景気の先行きへの懸念は根強い。あくまで足元の買い戻しはベア・マーケット・ラリー(弱気相場の中での一時的な株高)で、最終的な底打ちではないとの指摘も少なくない中、市場はまだ本格的な買い戻しには慎重なようだ。 「市場は不確実性を嫌い、現時点ではFRBがインフレ抑制のためにどこまで踏み込むのか不明確だ。それがはっきりするまで、不安定な状態が続くだろう」とのコメントも聞かれた。 きょうは特に景気に敏感なIT・ハイテク株の下げが全体を先導しているほか、小売株の売りが目立っている。前日はウォルマート<WMT>が決算を受けて失望売りを強めていたが、きょうは同業のターゲット<TGT>が決算を受けて大幅安となっており、それが他の小売株にも波及しているようだ。売上高は堅調なものの、サプライチェーン問題を抱える中で、仕入れや人件費、輸送コストなどのインフレの影響が利益を圧迫していることが失望売りに繋がっている模様。 ターゲット<TGT> 160.90(-54.38 -25.26%) ウォルマート<WMT> 125.79(-5.56 -4.23%) アップル<AAPL> 146.33(-2.92 -1.95%) マイクロソフト<MSFT> 261.82(-4.38 -1.65%) アマゾン<AMZN> 2211.00(-96.37 -4.18%) アルファベットC<GOOG> 2291.85(-42.18 -1.81%) テスラ<TSLA> 755.32(-6.30 -0.83%) メタ・プラットフォームズ<FB> 199.35(-3.28 -1.62%) AMD<AMD> 102.61(+0.14 +0.14%) エヌビディア<NVDA> 179.69(-2.08 -1.14%) ツイッター<TWTR> 38.09(-0.23 -0.60%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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