NY株式23日(NY時間10:00) ダウ平均 31548.83(+286.93 +0.92%) ナスダック 11345.81(-8.81 -0.08%) CME日経平均先物 27020(大証終比:-30 -0.11%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸して始まっている。ダウ平均の上げ幅は取引開始直後に一時400ドル超となった。ダウ平均は4月以降8週連続で下落しているが、さすがに下げ過ぎ感も出ており、値ごろ感の買い戻しが入っているようだ。バイデン大統領がトランプ前大統領時に導入した中国製品への関税引き下げを検討すると述べたことや、インフレの最大要因の1つとなっている原油価格に関連して、OPECに増産を求める声を強めたことも買戻しを誘発している。 一部からは底打ちの議論も出ているが、接近しているとの見方の一方で、もう一段の下げも指摘されており、次の行方を待っている状況。市場は米経済のリセッション(景気後退)の可能性を警戒する一方、米経済の健全性を示す可能性のあるデータも注視している。 今週は5月分のFOMC議事録の発表が予定されている。市場は6月、7月もFRBは0.50%の大幅利上げを実施するとの見方で固めている。しかし、すでにそれは織り込み済みで、市場はFRBがどの程度積極的に利上げを実したいのか再度確認したい意向が強い。 きょうはIT・ハイテク株や銀行株が買い戻されている。銀行株についてはJPモルガン<JPM>が純利息収入の見通しを560億ドルに再度上方修正したことが買い手掛かりとなっている模様。 クラウドコンピューティングのVMウェア<VMW>が大幅高。半導体のブロードコム<AVGO>が買収に向けて協議していると伝わった。実現すれば、今年最大級の買収となる可能性がある。 VMウェア<VMW> 111.63(+15.92 +16.63%) ブロードコム<AVGO> 515.91(-27.29 -5.02%) アップル<AAPL> 139.33(+1.74 +1.26%) マイクロソフト<MSFT> 256.21(+3.65 +1.45%) アマゾン<AMZN> 2102.44(-49.38 -2.29%) アルファベットC<GOOG> 2198.45(+12.19 +0.56%) テスラ<TSLA> 646.14(-17.76 -2.68%) メタ・プラットフォームズ<FB> 191.82(-1.72 -0.89%) AMD<AMD> 92.04(-1.46 -1.56%) エヌビディア<NVDA> 163.92(-3.02 -1.81%) ツイッター<TWTR> 37.22(-1.07 -2.79%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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