来週３０日はＯＰＥＣプラスの閣僚会合、穴埋め問題が焦点か

　来週３０日に石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）プラスの閣僚会合が行われる。今月２日の会合で７、８月の増産目標を拡大することを決定しており、８月でコロナショックをきっかけに導入された過去最大規模の協調減産が一応終了する。ただ、設備投資の不足を背景に十分な増産が出来ていない産油国が多く、ＯＰＥＣプラスは全体として生産目標を達成していない。声明文で指摘されているように、この穴埋めは生産設備の脆弱な各国にまかせるのだろうが、サウジアラビアやアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のように余力のある産油国の対応も注目されている。来月、バイデン米大統領がサウジを訪問する見通し。

MINKABU PRESS

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