反落、景気後退によるさらなる需要の減退を警戒=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8 月限(WTI)(終値)
1バレル=106.19(-3.33 -3.04%)
 
 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が3.35~3.33ドル安、その他の限月は3.23~1.11ドル安。
 
 インフレ高進を背景に米国など主要国の景気後退懸念が高まっていることが相場を圧迫した。高値で石油製品需要は減退しているが、さらにしぼむリスクが意識されている。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会証言で来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でも大幅な利上げを続けることを示唆しており、いかなる利上げ幅も排除しないと語った。また、景気後退の可能性が高まったとは思わないとしながらも、目標とするソフトランディングは厳しい課題であるとの認識を示した。

 時間外取引で8月限は下落。通常取引序盤にかけては101.53ドルまで一段安となった。ただ、その後は買い戻しが優勢となり、下げ幅を縮小した。
 

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