NY株式23日(NY時間09:49) ダウ平均 30650.59(+167.46 +0.55%) ナスダック 11095.58(+42.50 +0.38%) CME日経平均先物 26145(大証終比:+25 +0.10%) きょうのNY株式市場でダウ平均は反発して始まっている。きょうも値ごろ感の買いが出ているようだ。市場はFRBの積極利上げの大半を織り込む中、関心はそれに伴うリセッション(景気後退)に移っている模様。パウエルFRB議長は前日の議会証言で「経済の軟着陸は非常に難しい」と景気後退の可能性に言及していた。 市場からは、「景気後退の確率は、ならない確率よりも高い。インフレはすべての中心だが、成長鈍化と金利上昇もあり、これらすべてが一緒になると、恐ろしいカクテルになり、われわれは、それが通り過ぎるのを待つしかない」といったコメントも聞かれた。6月末が接近しているが、米株式市場は1970年以来最悪の上半期となりそうだという。 一方、景気後退への懸念から原油相場が急落しているほか、米国債利回りも上げを戻す動きが続いている。それらが本格的な流れになれば、ある程度、悲観シナリオを織り込んでいる米株式市場は反転に出る可能性もあるとの指摘も出ている。 米国債利回りが急低下していることで、IT・ハイテク株が上昇している一方、景気に敏感な銀行株が下落。前日引け後に住宅建設大手のKBホーム<KBH>が好決算を発表し上昇していることで住宅建設株が買われている。 KBホーム<KBH> 27.93(+1.70 +6.48%) アップル<AAPL> 136.09(+0.74 +0.55%) マイクロソフト<MSFT> 255.15(+2.02 +0.80%) アマゾン<AMZN> 108.72(-0.23 -0.21%) アルファベットC<GOOG> 2247.13(+6.45 +0.29%) テスラ<TSLA> 698.28(-9.98 -1.41%) メタ・プラットフォームズ<META> 155.00(-0.85 -0.55%) AMD<AMD> 82.53(-1.22 -1.46%) エヌビディア<NVDA> 160.63(-2.98 -1.82%) ツイッター<TWTR> 38.50(-0.03 -0.08%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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