NY株式28日(NY時間09:43) ダウ平均 31800.30(+362.04 +1.15%) ナスダック 11617.70(+93.15 +0.81%) CME日経平均先物 27270(大証終比:+200 +0.74%) きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅に反発して始まっている。中国政府が海外からの入国者に対して義務づけている隔離期間の短縮などを盛り込んだ感染対策の規制緩和が材料視されているようだ。世界のサプライチェーンに与える懸念が後退。 市場では来年のリセッション(景気後退)への警戒感が強まっているが、それと伴にFRBの利上げ観測も和らいでおり、株式市場のリバウンド相場に繋がっている。弱い経済指標が逆にFRBがタカ派姿勢を緩めるとの希望を一部の投資家に与えているようだ。 しかし、このリバウンド相場がどれほど長く続くかについてはまだ懐疑的な見方が多い。下期のシナリオに強気になるには、インフレがピークに達し、データの安定を確認する必要があるといった声や、来年の景気後退が警戒される中で、どの程度維持できるかは疑問との声も聞かれる。目先は、来月前半から発表になる第2四半期決算が重要なバロメーターになるという。 中国の規制緩和で航空や旅行関連が上昇しているほか、エネルギー株も上昇。銀行や産業も買い戻されている。一方、医薬品が軟調。 ナイキが軟調。一旦プラスに転じたものの、再び下げに転じている。前日引け後に3-5月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、通期の粗利益率について低調な見通しを示したほか、中国市場に関する見通しに慎重だと説明したことも圧迫。粗利益率については、横ばいから0.5%ポイントの低下を見込んでいる。 ナイキ<NKE> 109.29(-1.21 -1.10%) アップル<AAPL> 142.96(+1.30 +0.92%) マイクロソフト<MSFT> 265.76(+0.87 +0.33%) アマゾン<AMZN> 114.22(+1.00 +0.88%) アルファベットC<GOOG> 2335.39(+2.94 +0.13%) テスラ<TSLA> 741.66(+6.90 +0.94%) メタ・プラットフォームズ<META> 170.75(+1.26 +0.74%) AMD<AMD> 86.45(+0.29 +0.34%) エヌビディア<NVDA> 171.38(+2.69 +1.59%) ツイッター<TWTR> 39.58(+0.39 +1.00%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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