反落、EIA週報で製品在庫が増加=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=109.78(-1.98 -1.77%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が1.98~1.88ドル安、その他の限月は1.86~0.26ドル安。
 
 米エネルギー情報局(EIA)が発表した2週間分の週報で、留出油の在庫の積み増しが続いたほか、ガソリン在庫が増加に転じたことが重しとなった。製油所稼働率は95%と今年最高水準まで上昇し、製品在庫の増加に寄与した。石油製品需要が3週連続で日量2000万バレル割れと、需要が依然として低迷していることも在庫が増加した背景。ドライブシーズン入りしているが、ガソリン需要は4週間移動平均で日量893万バレルと伸び悩んでいる。米原油生産量は日量1210万バレルまで回復し、コロナショック後の最高水準を塗り替えた。

 時間外取引で8月限は売り買いが交錯した後、通常取引開始を控えて買いが強まった。通常取引序盤には114.05ドルまで上昇。ただ、その後は流れが反転し、109.25ドルまで下げた。

 
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