続落、米ISM指数の発表を控えて警戒感強まる=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=105.76(-4.02 -3.66%)

 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が4.02~3.91ドル安、その他の限月は3.86~2.42ドル安。
 
 米国の景気悪化懸念が相場を圧迫した。主要な米株価指数の戻りは一巡し、再び売りが強まりつつある。6月のシカゴ購買部協会景気指数は56.0まで低下し、2020年8月以来の低水準となった。1日の6月の米ISM製造業景気指数の発表を控えて警戒感が強まっている。ニューヨークやフィラデルフィア、ダラスなど米地区連銀が発表する製造業景気指数はマイナス圏へ低下しており、景気後退を示唆している。

 時間外取引で8月限の動意は限定的だったものの、通常取引開始後は105.10ドルまで売りが強まった。その後、安値から切り返す場面はあったが、戻りは抑えられた。
 
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