NY株式24日(NY時間16:22) ダウ平均 32969.23(+59.64 +0.18%) S&P500 4140.77(+12.04 +0.29%) ナスダック 12431.53(+50.23 +0.41%) CME日経平均先物 28465(大証終比:+145 +0.51%) きょうのNY株式市場でダウ平均は小反発。ただ、明日からのジャクソンホールでのFRBの年次総会待ちの雰囲気が強い。26日金曜日にはパウエルFRB議長がスピーチを行うが、株式市場ではそれに対する警戒感が広がっている。 インフレがピークに達したとの見方から、株式市場はリバウンド相場を加速させていたが、ここに来てFRBによる積極引き締めへの懸念が再燃しており、サマーラリーが一段落している。米10年債利回りも3%台に上昇する中で、IT・ハイテクなどの成長株を中心に戻り売りを強めている状況。このところのFOMC委員の発言から、パウエル議長がタカ派姿勢を再確認すると市場は予想しているようだ。 市場からは、「金曜日のパウエル議長の講演まで金融市場は不安定な状態が続くだろう。ただ、議長は引き締めで景気後退を誘発しても構わないということを市場に納得させるのに苦労するかもしれない。景気は明らかに減速しているが、FRBが引き締め姿勢を緩めるにはまだ早過ぎる」といった声や、「市場はタカ派なFRBを恐れてエクスポージャーの引き上げに消極的になっている」との声も出ている。 IT・ハイテク株が買い戻されているほか、エネルギーや銀行も上昇。一方、薬品が下落。 決算関連では、百貨店のノードストロム<JWN>が決算を受けて大幅安。通期の売上高および1株利益の見通しを下方修正したことが嫌気されている。6月下旬から客足と需要が鈍化していることを背景に挙げた。 なお、エヌビディア<NVDA>が引け後に決算を発表する予定。冴えない内容が警戒されているようだ。 税務会計ソフトのインテュイット<INTU>が上昇。決算は冴えない内容だったものの、同社の中小企業部門の強さが好感された。 格安航空のフロンティア<ULCC>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」でカバレッジを再開し、目標株価は20ドルに設定した。 カジュアル・レストランのブリンカー・インターナショナル<EAT>が決算受け下落。通期の1株利益および売上高の見通しが予想を下回った。 ペット向けのヘルスサービスを手掛けるペットコ・ヘルス・アンド・ウェルネス<WOOF>が決算受け下落。通期見通しを1株利益、売上高とも下方修正した。 フィットネス機器のペロトン・インタラクティブ<PTON>が大幅高。アマゾン<AMZN>で製品を販売する契約を締結したと発表した。 自動車部品販売のアドバンス・オート・パーツ<AAP>が決算受け大幅安。通期の既存店売上高の見通しを下方修正したほか、1株利益、売上高も下方修正している。 ベッド・バス・アンド・ビヨンド<BBBY>が買い戻された。流動性向上を目指し、資金の貸し手を選定したと伝わった。 アパレルのオンライン販売を手掛ける英ファーフェッチ<FTCH>が大幅高。スイスのリシュモンが傘下のユークス・ネッタポルテ(YNAP)の一部をファーフェッチへ売却すると発表。 ノードストロム<JWN> 18.57(-4.63 -19.96%) インテュイット<INTU> 465.77(+16.21 +3.61%) ペロトン<PTON> 13.48(+2.28 +20.36%) フロンティア<ULCC> 13.20(+0.46 +3.61%) ブリンカー<EAT> 28.84(-1.50 -4.94%) ペットコ<WOOF> 14.34(-1.39 -8.84%) アドバンス・オート<AAP> 179.91(-19.14 -9.62%) ベッド・バス<BBBY> 10.36(+1.58 +18.00%) ファーフェッチ<FTCH> 9.51(+1.67 +21.30%) アップル<AAPL> 167.53(+0.30 +0.18%) マイクロソフト<MSFT> 275.79(-0.65 -0.24%) アマゾン<AMZN> 133.80(+0.18 +0.13%) アルファベットC<GOOG> 114.70(-0.07 -0.06%) テスラ<TSLA> 891.29(+1.93 +0.22%) メタ・プラットフォームズ<META> 163.26(+2.15 +1.33%) AMD<AMD> 92.73(+0.24 +0.26%) エヌビディア<NVDA> 172.22(+0.41 +0.24%) ツイッター<TWTR> 40.79(+0.93 +2.33%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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