DKNYなどのアパレルブランドを展開するG-3アパレル<GIII>が40%急落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表し、2023年度通期の1株利益の見通しを下方修正したほか、売上高は従来の見通しを据え置いた。 同社はまた、カルバン・クラインとトミーヒルフィガーのブランドを所有するPVH<PVH>とのライセンス契約の大半を延長したものの、2025年、2027年には、それぞれ終了すると発表したことが嫌気されている。PVHはライセンス契約終了後に主力商品カテゴリーを自社に戻すとしている。両ブランド製品の売上高は第3四半期までの9カ月間で全体のほぼ半分を占めている。 同社は「他の製品の売上高を増加させるか、新規事業を買収するか、あるいは異なる製品を対象とする他のライセンス契約を締結しない限り、両ブランドのライセンス契約を更新できないことは売上高の著しい減収を引き起こし、業績に重大な悪影響を及ぼす」と述べた。 (8-10月・第3四半期) ・1株利益(調整後):1.35ドル(予想:1.84ドル) ・売上高:10.8億ドル(予想:10.7億ドル) ・EBITDA(調整後):1.05億ドル(予想:1.45億ドル) (23年度通期見通し) ・1株利益(調整後):2.90~3.00ドル(従来:3.60~3.70ドル)(予想:3.59ドル) ・売上高:約31.5億ドルに据え置き(予想:31.2億ドル) ・EBITDA(調整後):2.65~2.70億ドル(従来:3.18~3.23億ドル)(予想:3.13億ドル) (NY時間10:24) G-3アパレル<GIII> 12.77(-8.86 -40.94%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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