NY株式11日(NY時間16:20) ダウ平均 33973.01(+268.91 +0.80%) S&P500 3969.61(+50.36 +1.28%) ナスダック 10931.67(+189.04 +1.76%) CME日経平均先物 26540(大証終比:+130 +0.49%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。全体的には明日の米消費者物価指数(CPI)の発表待ちの中、きょうもIT・ハイテク株が堅調に推移し、全体の雰囲気をサポートした。 一部からは「市場はリスク選好にやや傾いているが、実際は多くが米CPIを前に手をこまねいている可能性が高い。いまの米CPIは米雇用統計さえも凌駕する最も重要な統計になっているが、総合指数の数値が下がってもコア指数が下がらなければ、それほどポジティブな数字にはならない」との声が出ていた。また、「懸念されるのは、金曜日から決算発表が始まることから、ニュースで売るイベントになってしまう危険性があることだ」との指摘も出ている。 いずれにしろ、明日の米CPIを受けての反応待ちといったところだが、多くの財の価格が下落する一方、サービス価格は急速に上昇していることから、投資家は複雑化するインフレ状況を把握しようとデータを深く掘り下げる可能性もあるという。パウエルFRB議長はエネルギーと住宅を除いたサービスインフレを重要なポイントとして挙げているが、一部の投資家はさらに踏み込んで、医療と輸送も除外したスーパーコアインフレに注目する向きもいるようだ。 IT・ハイテク株のほか、銀行、産業、エネルギーも堅調。一方、薬品が下落。 デニムのリーバイ・ストラウス<LEVI>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。短中期的に厳しい米国の状況を反映したとしている。 手術設備メーカーのインテュイティブ・サージカル<ISRG>が下落。取引開始前に10-12月期(第4四半期)の暫定決算を公表し、売上高は約16.6億ドルを見込み、予想(16.9億ドル)を下回った。 オンライン旅行のエクスペディア<EXPE>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を120ドルとした。 スイミングプールの建設を手掛けるプール<POOL>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の350ドルから417ドルに引き上げた。 高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が7日続伸。アナリストが住宅建設セクターの投資判断を引き上げる中、同社を「買い」に引き上げた。 プロキドニー<PROK> 7.65(-0.02 -0.26%) リーバイ・ストラウス<LEVI> 16.80(-0.30 -1.75%) インテュイティブ<ISRG> 259.96(-11.40 -4.20%) エクスペディア<EXPE> 99.24(+4.60 +4.86%) プール<POOL> 342.81(+17.75 +5.46%) トール・ブラザーズ<TOL> 55.45(+1.54 +2.86%) アップル<AAPL> 133.49(+2.76 +2.11%) マイクロソフト<MSFT> 235.77(+6.92 +3.02%) アマゾン<AMZN> 95.09(+5.22 +5.81%) アルファベットC<GOOG> 92.26(+3.02 +3.38%) テスラ<TSLA> 123.22(+4.37 +3.68%) メタ・プラットフォームズ<META> 132.89(-0.10 -0.08%) AMD<AMD> 69.06(+1.01 +1.48%) エヌビディア<NVDA> 160.01(+0.92 +0.58%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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