アジア株まちまち、米経済統計待ちの展開 豪州株4カ月ぶり安値、利下げ期待消滅

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株まちまち、米経済統計待ちの展開 豪州株4カ月ぶり安値、利下げ期待消滅

東京時間11:13現在
香港ハンセン指数   26855.59(-67.14 -0.25%)
中国上海総合指数  4002.29(+2.15 +0.05%)
台湾加権指数     27942.59(-4.50 -0.02%)
韓国総合株価指数  4144.53(-5.86 -0.14%)
豪ASX200指数    8703.60(-95.93 -1.09%)

アジア株はまちまち、大量の米重要データを控え様子見姿勢が広がっている。

米下院が「つなぎ予算案」を可決した。このあと日本時間11時45分頃にトランプ米大統領が署名し、過去最長の政府機関閉鎖が終了する。ホワイトハウスは政府再開後に9月分の雇用統計を発表すると述べた。早ければ明日にも発表される可能性があるためマーケットは警戒感を強めている。

来週以降、続々と米経済指標が公表されるだろう。米BLSは延期されていた統計の新たな発表日程を数日以内に発表する見通しで、一部統計は2カ月分にまとめて発表する可能性がある。10月分の雇用統計と消費者物価指数は公表されない見通しだ。

上海市場では中国「独身の日」消費拡大を受け、生活必需品や消費者サービスの一角が上昇している。原油価格の下落が嫌気されており、中国石油天然気や中国神華能源、中国石油化工などエネルギー関連は総じて下落している。

豪州株は今年8月以来の安値をつけている。豪州10月の雇用統計は失業率が4.3%と前回4.5%から低下、予想の4.4%も下回った。雇用者数は4万2200人増と市場予想の2倍以上の増加となった。これにより12月利下げ期待がほぼ消滅、豪中銀が近く利下げを行う可能性はなさそうだ。

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