東京株式(大引け)=34円安と小幅続落、円高進行を警戒し軟調に推移

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 24日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落。足もとで円高が進むなか、買い手控えられ軟調に推移した。

 大引けの日経平均株価は前日比34円36銭安の2万7385円25銭。プライム市場の売買高概算は10億1922万株。売買代金概算は2兆5249億円となった。値上がり銘柄数は850と全体の約46%、値下がり銘柄数は881、変わらずは105銘柄だった。

 前日の米株式市場では、NYダウが75ドル高と反発。預金保護に関するイエレン米財務長官の発言を好感する買いが流入した。ただ、東京市場では為替の円高が進行していることに加え利益確定売りも流入し、日経平均株価は軟調に推移。週末で積極的な売買は手控える動きも強まった。期末の配当権利取りの動きも強まり海運株などが値を上げたが、米長期金利低下による利ザヤ縮小が警戒され銀行株が軟調となった。

 個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が安く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、ファナック<6954>、SMC<6273>が値を下げた。富士通<6702>や村田製作所<6981>が軟調で三井不動産<8801>やJR東海<9022>も下落した。

 半面、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>といった半導体関連株が高い。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>も値を上げた。買収提案の受け入れを表明した東芝<6502>が値を飛ばした。キーエンス<6861>やリクルートホールディングス<6098>もしっかり。直近IPOのSHINKO<7120>やハルメクホールディングス<7119>が急伸した。

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