アジア株 上海株は下落、香港株は上げ帳消し 中国景気回復の遅れを懸念 中国3月のCPI・PPIが低下

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 上海株は下落、香港株は上げ帳消し 中国景気回復の遅れを懸念 中国3月のCPI・PPIが低下

東京時間14:03現在
香港ハンセン指数   20341.17(+9.97 +0.04%)
中国上海総合指数  3303.81(-11.55 -0.35%)
台湾加権指数     15899.82(+23.65 +0.15%)
韓国総合株価指数  2546.82(+34.74 +1.38%)
豪ASX200指数    7308.80(+89.82 +1.24%)
インドSENSEX30種  60237.96(+391.45 +0.65%)

アジア株は上海を除いて上昇。

上海株は下落、景気回復の遅れが懸念されている。中国3月の消費者物価指数は2021年9月以来、生産者物価指数は2020年6月以来の低水準となった。ただ、弱い統計を受け中国人民銀行が金融緩和に踏み切る可能性が浮上しており、緩和期待の買いも見られ下値は限定的。

休場明け香港株は0.04%高。買い優勢で始まり序盤に約1カ月ぶり高値をつけたが、弱い中国統計を嫌気した売りに押され、上げをほぼ帳消しにしている。また、米利上げ観測が再浮上していることも懸念されている。

顔認証技術で知られるAI大手のセンスタイムは3.9%安と下げに転じている。一時8%超急騰し、昨年6月以来の高値をつけたが買いは続かなかった。同社は話題の米「チャットGPT」に対抗する対話型AIチャット「センスチャット」を発表した。中国資産運用会社は中国AIチャット関連株は短期的に「過熱」する可能性があるものの、上昇が終わったわけではないと指摘している。

韓国株は大幅続伸、約10カ月ぶり高値をつけている。海外ファンドがチップやバッテリー関連を購入しているとの報道や、韓国中銀が2会合連続で金利を据え置いたことが材料視されている。

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