アジア株 香港株は小反発、不動産抑制策緩和の可能性 豪州株は下げ帳消し、CPI鈍化で利上げ停止期待 東京時間11:17現在 香港ハンセン指数 19668.78(+50.90 +0.26%) 中国上海総合指数 3260.39(-4.48 -0.14%) 台湾加権指数 15323.67(-47.06 -0.31%) 韓国総合株価指数 2490.99(+1.97 +0.08%) 豪ASX200指数 7319.20(-2.79 -0.02%) アジア株はまちまち。米銀危機再燃や米中関係悪化など懸念材料が多い。また、中国でのコロナ感染再拡大を不安視する声も聞かれる。前日の米株大幅安や原油価格の下げが嫌気されている一方で、アルファベットとマイクロソフトの決算を受け時間外で米株が反発していることは好感されている。ナスダック先物は1.4%上昇している。 香港株は小幅反発。龍湖集団や碧桂園控股、新世界発展、九龍倉置業地産投資、長江基建集団など不動産株が買い戻されている。 中国で新築住宅および中古住宅の両方の購入者に対する銀行の住宅ローン承認が加速しているとChina Business Newsが報じている。これは中国当局が不動産市場抑制を緩和する可能性が高いことを示している。また、不動産市場の回復は依然として弱いため短期的に不動産税の試験導入が先送りされる可能性があるとも報じられている。 豪州株は下げを帳消し。豪州第1四半期CPIが前期比・前年比ともに前回から伸びが鈍化したうえ、3月月次ベースは昨年5月以来の低水準となった。インフレ低下を受け豪中銀の利上げ停止期待が高まっている。資本財や生活必需品、消費者サービス関連の一角が上昇。一方、金属や鉱業など素材関連は総じて下落している。
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