反落、中国PMIの低下が重し=NY原油概況

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=75.66(-1.12 -1.46%)

 ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.12~1.10ドル安。その他の限月は1.09~0.70ドル安。

 4月の中国購買担当者景気指数(PMI)の低下が重しとなった。ゼロコロナ政策が解除された後の企業景況感の回復が一巡し、製造業PMIは景気判断の分岐点を下回る49.2まで押し戻された。ただ、破綻した米ファーストリパブリック銀行については米JPモルガンが買収することで決着し、金融システム不安の拡大が一巡したことは下値を支えた。今月から主要産油国の日量116万バレル規模の自主減産が始まることも支援要因。

 時間外取引で6月限は軟調。通常取引にかけても売りが続き、74.53ドルまで下げた。ただ、引けにかけては下げ幅を縮小した。


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