東京株式(大引け)=238円高、円安など追い風に続伸

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 15日の東京株式市場は買い優勢の展開で日経平均は終始買い優勢だった。前場伸び悩むも後場に買い直され1年半ぶりの高値圏で引けている。

 大引けの日経平均株価は前営業日比238円04銭高の2万9626円34銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は14億4844万株、売買代金概算は3兆1715億円。値上がり銘柄数は1166、対して値下がり銘柄数は620、変わらずは48銘柄だった。

 きょうの東京市場は強気優勢の地合いが続き、日経平均株価は2万9600円台まで上値を伸ばした。前週末の米国株市場ではNYダウが小幅ながらマイナス圏で引け5日続落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落するなど冴えない展開だった。しかし、東京市場は先物主導で主力株中心に上値追いが続いた。為替の円安が輸出株セクターに追い風となった。半導体関連は上値が重かったものの、大手金融株が高く全体相場を支える格好に。決算発表に絡み、個別は明暗を分ける形となっている。売買代金は3兆円を上回るなど高水準だった。

 個別では、NTT<9432>が商い急増のなか値を上げたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いを集めた。第一生命ホールディングス<8750>も上昇した。資生堂<4911>が物色人気となり、武田薬品工業<4502>も高い。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が値を飛ばし、アルテリア・ネットワークス<4423>が続急騰、長野計器<7715>はストップ高。青山商事<8219>も値幅制限いっぱいに買われ、トーヨーカネツ<6369>も急騰した。

 半面、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など売買代金上位の半導体製造装置関連株が冴えない展開となり、オリンパス<7733>も大きく売られた。AGC<5201>、クボタ<6326>なども軟調。ブイ・テクノロジー<7717>が急落、イーレックス<9517>、恵和<4251>、パンチ工業<6165>はストップ安に売られた。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>も急落。スターティアホールディングス<3393>も大幅安となった。

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