アジア株 香港株は大幅安、今年の「618商戦」不調、キャンセル率過去最高 GS・野村は中国成長率予想引き下げ 東京時間14:01現在 香港ハンセン指数 19728.29(-312.08 -1.56%) 中国上海総合指数 3252.05(-21.15 -0.65%) 台湾加権指数 17273.59(-15.32 -0.09%) 韓国総合株価指数 2602.28(-23.51 -0.90%) 豪ASX200指数 7292.40(+41.15 +0.57%) インドSENSEX30種 63399.91(+15.33 +0.02%) アジア株はまちまち。 香港株は大幅下落、上海株は0.65%安。中国の経済停滞懸念が重石。 米ゴールドマンサックスは景気支援策は力強い成長の勢いを生み出せないとして、中国の今年の成長率予想を従来の6.0%から5.4%に引き下げた。来年の予想も下方修正した。野村も経済指標鈍化と当局の対応の手ぬるさを理由に、今年の中国成長率予想を従来の5.5%から5.1%に引き下げた。 「618商戦」が不調との憶測が広がっている。 中国JDドットコムが自社の創業祭として毎年6月18日に開催するECセールの「618商戦」は、アリババの「独身の日」(11月11日)に次ぐ大手オンライン商戦。 今年の「618商戦」はスポーツウェアと家電部門の電子商取引の伸びが予想を下回る可能性がある。昨年の累計取引額は前年比10.3%増だったが、今年は1桁台の増加にとどまるとジェフリーズは予想している。消費者は生活に必要なものだけを購入しているもよう。また、キャンセル率が過去最高に達しているとの報告も伝わっている。 香港市場ではハイテク関連が総じて下落。バイドゥは4.1%安、アリババは3.9%安、JDドットコムは3.4%安、テンセントホールディングスは3.2%安。消費者サービス関連は大幅下落。スポーツレジャー向けアパレルの李寧は5.4%安、衣料品メーカーの安踏体育用品は5.0%安。 ブリンケン米国務長官はきのう中国外相と、きょうは外交担当トップ王氏と会談したが、今のところ会談の成果は見られず、やや失望感が広がっている。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。