5月の英経済の回復力からは下期の景気後退は免れない=NY為替

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 為替市場はドルの下値模索が続く中でポンドドルは心理的節目の1.30ドルを回復し、一時1.31ドル台まで上昇する場面が見られた。昨年4月以来の高水準を更新している。

 この日は5月の英月次GDPが発表になっていたが、前月比0.1%のマイナス成長となったものの、マイナス幅は予想よりも小さかった。底堅い個人消費や労働争議が小康状態となったことで、チャールズ国王の戴冠式に伴う臨時祝日の影響が相殺されたとしている。これを受けて市場からは、第2四半期の英経済はプラス成長を維持する可能性が高いとの見方も出ている。

 しかし、5月までの3カ月間のGDPは0%で、英経済が不安定な状態にあることが改めて示されており、大半の英企業もまだ景況感の改善を報告していない。そのような中、5月の英経済の回復力では下半期のリセッション(景気後退)は免れないとの指摘も出ている。エネルギー価格の下落が家計の生活費危機を幾分和らげているが、金利上昇の影響が住宅ローン金利を通じて顕著に表れ始めているとしている。

 製造業の低迷は既に周知されているが、ここに来てサービス業も苦戦を強いられており、第2四半期はプラス成長を維持しても、下期の景気後退は免れないという。

英月次GDP(5月)15:00
結果 -0.1%
予想 -0.2% 前回 0.2%(前月比)

GBP/USD 1.3107 GBP/JPY 180.96 EUR/GBP 0.8549

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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