ベライゾン<VZ>が取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。一方、ワイヤレス・ホーム・インターネットの加入者数が38.4万件増と予想以上の増加となったほか、ポストペイド電話の契約数も予想外の増加となっている。 アナリストからは、今回の決算はまちまちだったとの見解も出ている。1株利益、EBITDAは予想以上だったものの、売上高が予想を下回っている。これはワイヤレス機器の売上高の減少と、ポストペイド電話のアップグレードが低下したことが要因だと指摘している。ただ、ブロードバンド全体の純増数の増加は、固定ワイヤレスとFios製品への旺盛な需要が反映したとも付け加えた。 ただ、株価は小幅高に留まっている。 (4-6月・第2四半期) ・1株利益(調整後):1.21ドル(予想:1.16ドル) ・売上高:326億ドル(予想:333億ドル) コンシューマ:246億ドル(予想:251.6億ドル) 法人向け:75.0億ドル(予想:75.4億ドル) ・ワイヤレス:258.8億ドル(予想:267.8億ドル) サービス:191億ドル(予想:191億ドル) 機器:52.8億ドル(予想:60.9億ドル) ・ワイヤレス・ホーム・インターネット:38.4万件(予想:25.7万件) ・ポストペイド携帯契約数増減:+61.2万件 ・ポストペイド電話契約数増減:+0.8万件(予想:-1.04万件) ・FIOS:+5万4000件(予想:4万3700件) ・EBITDA(調整後):120億ドル(予想:118.5億ドル) (通期見通し) ・1株利益(調整後):4.55~4.85ドル(予想:4.67ドル) ・携帯サービス:2.5~4.5%増 (NY時間10:29) ベライゾン<VZ> 34.12(+0.14 +0.40%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。