クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレイク<SNOW>が下落。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。製品の売上高が予想を上回っている。 ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表し、第3四半期の製品売上高の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。企業がクラウドソフトウエアの予算拡大に依然慎重であることを示唆した。 同社の業績は、企業がクラウドコンピューティング・アプリケーションへの予算を削減していることで打撃を受けている。業界全体の傾向ではあるが、同社は顧客にデータ最適化製品の従量課金制を提供しているめ、より打撃が大きい。こうした事業モデルは比較的景気の影響を受けやすい。 (5-7月・第2四半期) ・1株利益(調整後):0.22ドル(予想:0.10ドル) ・売上高:6.74億ドル(予想:6.63億ドル) 製品:6.40億(予想:6.25億ドル) ・売上維持率:142%(予想:137.2%) ・粗利益率(調整後):74%(予想:72.1%) ・残存履行義務:35億ドル(予想:34.6億ドル) (8-10月・第3四半期見通し) ・製品売上高:6.70~6.75億ドル(予想:6.75億ドル) ・営業利益率(調整後):4% (通期見通し) ・製品売上高:26.0億ドル(予想:26.1億ドル) ・営業利益率(調整後):5% 【企業概要】 メンテナンス費用がほぼ不要なデータクラウドの開拓に取り組む。クラウドネイティブアーキテクチャ上に構築されるプラットフォームにより、顧客はデータを単一の信頼できる情報源に統合し、有意義なビジネス洞察の推進、アプリケーションの強化、地域やパブリッククラウド間でのデータ共有が可能となる。 (NY時間10:50) スノーフレーク<SNOW> 147.74(-7.96 -5.11%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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