家電量販店のベスト・バイ<BBY>が上昇。取引開始前に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、既存店売上高が予想範囲内の減収となったほか、売上高も予想範囲内となった。ただ、利益率は改善しており、1株利益は予想を上回っている。通期のガイダンスも公表し、1株利益は上方修正されたものの、既存店売上高および売上高はレンジが下方修正された。 今回の小幅改善は、電子機器やその他の裁量消費の減少による急激な落ち込みからの救済を示す。バリーCEOは声明で「来年の家電業界は通常のアップグレードと買い替えのサイクル、そして技術革新の正常化により安定化し、場合によっては成長が見込まれる」と述べた。 しかし、消費者が旅行やレストランでの食事など、生活必需品やサービスにより多くの支出を割く中で、小売業者の回復への道のりはまだ長いと考えられている。 (5-7月・第2四半期) ・既存店売上高:-6.2%(予想:-6.4%) 米国:-6.3%(予想:-7.3%) 海外:-5.4%(予想:-5.9%) ・1株利益(調整後):1.22ドル(予想:1.07ドル) ・売上高:95.8億ドル(予想:95.3億ドル) 米国:88.9億ドル(予想:88.1億ドル) ・粗利益率:23.2%(予想:22.6%) (通期見通し) ・既存店売上高:-4.5~-6.0%(従来:-3.0~-6.0%)(予想:-4.3%) ・1株利益(調整後):6.00~6.40ドル(従来:5.70~6.50ドル)(予想:6.06ドル) ・売上高:438~445億ドル(従来:438~452億ドル)(予想:442.2億ドル) (NY時間09:36) ベスト・バイ<BBY> 76.56(+2.49 +3.35%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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