アジア株は反発、値ごろ感の買いも上値重い 原油大幅安や中国先行き懸念が重石 東京時間11:00現在 香港ハンセン指数 17234.20(+38.36 +0.22%) 中国上海総合指数 3110.48(休場) 台湾加権指数 16383.66(+110.28 +0.68%) 韓国総合株価指数 2424.00(+18.31 +0.76%) 豪ASX200指数 6920.60(+30.36 +0.44%) アジア株は反発、値ごろ感から買い戻されている。米引き締め長期化懸念がやや緩和。もっとも、今週末の米雇用統計への警戒感や中国景気先行き不安が根強く積極的に買い進める動きは見られない。原油価格が大幅下落したことが嫌気されており、アジア各市場で素材やエネルギー関連が下落している。ロシアが燃料輸出の禁止措置を緩和するとの報道などを受けNY原油価格はきのう大幅下落し、昨年9月以来となる大幅な下落率を記録した。 香港市場ではネットイースやJDドットコム、美団、バイドゥなどハイテク関連が買い戻されている。龍湖集団など不動産の一角も上昇。一方、中国海洋石油や中国石油天然気などエネルギー関連は軒並み下落。豪州市場ではエネルギー関連が全面安。BHPグループやリオティントなど素材関連の一角も下落している。 中国市場は今週いっぱい国慶節で休場、9日に取引を再開する。休み明けは中国の重要イベントが相次いで予定されている。13日に中国9月の消費者物価指数、生産者物価指数、貿易統計と重要指標が揃って発表される。CPIは前月から小幅に上昇、PPIは減少幅がやや縮小することが予想されている。米シティは中国景気は底打ちしたと指摘、今年の成長率予想を従来の4.7%から5.0%に引き上げた。 そのほか、米上院民主党トップのシューマー院内総務が来週中国を訪問し、習近平国家主席と面会する予定となっている。
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