アジア株は下落、原油高によるインフレ再加速を警戒 モルスタは中国株を押し目買いしないようアドバイス 東京時間14:03現在 香港ハンセン指数 17219.85(-76.04 -0.44%) 中国上海総合指数 2997.22(-8.18 -0.27%) 台湾加権指数 16441.19(-11.54 -0.07%) 韓国総合株価指数 2387.93(-27.87 -1.15%) 豪ASX200指数 6902.90(-78.71 -1.13%) インドSENSEX30種 65501.66(-127.58 -0.19%) アジア株は総じて下落、中東情勢緊迫化による原油高が警戒されている。 NY原油価格は時間外でも上昇。1バレル=90ドル台に乗せており、原油価格が上昇し続ければ世界的にインフレが再加速する恐れがある。パウエルFRB議長はきのう、インフレは「依然として高すぎる」とコメントしており、米金融引き締め長期化懸念が高まっている。中国の不動産不況深刻化も懸念されている。 香港株は続落も下値は限定的。 不動産開発会社大手の碧桂園が8.6%高。債権者が債務再編の可能性について話し合うため緊急協議を開催するよう求めているとのロイター報道が材料視されているもよう。中国海外発展やCG SERVICES、華潤置地など他の不動産株も買い戻されている。 23日は香港市場は重陽節のため休場となる。 上海株は軟調。およそ1年ぶりに3000ポイントの大台を割り込んでいることから下値では買い戻しの動きも見られる。もっとも、景気減速が懸念されておりプラス圏を回復する勢いは見られない。 米モルガンスタンレーは、中国マクロ経済の大幅な改善が見られない限りは資金流出が続く可能性があると指摘、中国株の押し目買いをしないようアドバイスした。
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