[10月23日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 10月16日〜10月20日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 41,000 41,030(16) 40,380 (19) 40,900 + 210 ====================================== <シカゴ>19日終値 前週末比 |<週間統計データ> (10月12日まで) 23/12 505.00 +11.75 |週間輸出検証高:43万4,471トン 24/ 3 517.00 + 8.50 |週間輸出成約高:89万1,400トン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 149.87円 前週末比 0.17円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】とうもろこしは24年11月限が4万0900円超えなら一段と 強気になる。乱高下しやすく先限が4万円台を維持できるかに注目。シカゴは米国産コ ーンの収穫進展とドル高が圧迫要因。490セント台前半までの押し目形成があった場 面で買いが喚起されるかに注目したいとした。 【24年11月限は戻り鈍く発会値割れ】 とうもろこし24年11月限は4万1000円で新甫発会となり、先限つなぎ足で8 月30日以来の高値をつけた。4万1030円まで強含んだが、4万1000円台で定 着できず。4万0380円まで下落し、先限足で押し目を形成。その後、シカゴ上伸を 受け、安値を離れたが、シカゴコーン期近12月限の500セント台回復にも発会値の 4万1000円を回復できず、戻りが鈍い。 先限つなぎ足でのチャートは4万0280〜4万1030円のレンジに値位置を上げ た。24年11月限は発会値の4万1000円をわずかに下回って20日の取引を終 え、心理的には売り方に有利な値位置にあるが、16日につけた高値4万1030円超 えとなると、上放れとなり、買い方に有利になろう。 24年11月限が発会した16日は、新甫発会となった11月限中心に出来高が急増 し、総出来高は972枚を記録した。その結果、取組高は1822枚台まで増加し た。取組高は23年11月限の納会で1000枚割れとなると、取組高がゼロとなり、 取引が停止状態になっている大豆、ガソリン、灯油と同じ道を歩む不安があった。とう もろこしは19日時点で1934枚台まで増加となり、さらなる市場の縮小は回避され た。ただ意図的に取組高を増やした感が強く、投資家の裾野が広がったとは言えない。 【シカゴコーン12月限が500セント超え、南米産地の天候が材料視される】 シカゴコーン中心限月の期近12月限は、482〜499セントのレンジ相場となっ ていたが、19日の取引で500セント超えとなり、8月21日以来の高値となる 505.50セントまで上伸となり、505セントで引けた。売り越し幅を縮小してい るとはいえ、大幅な売り越し状態にある投機家は500セント超えで買い戻しを先行さ せたとみられる。 、収穫の進展とドル高が圧迫要因となり、500セントが抵抗線になっていたが、輸出 成約高が好調だったことや小麦、原油高を強材料に上放れた。490セント割れから下 値が限られ、底堅い動きとなっていたが、ようやく次の方向性を示しつつある。当面は 500セント台が定着するか、500セント割れとなり、490セント台前半を中心と したレンジ取引に戻るかを見極めたい場面。 米国産コーンの収穫は順調に進んでいるが、徐々にハーベストプレッシャー(収穫期 の売り圧力)は弱まっている印象だ。米中西部産地の天候を材料視する天候相場は終焉 し、今後はアルゼンチン、ブラジルなどの南米産地の天候が材料視される時期になる。 【当面の予定(イベント・経済統計)】 23日 ●ニュージーランド(勤労感謝の日)、香港(重陽節) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 収穫進度報告(USDA) 24日 英雇用統計 2023年9月(国立統計局) ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2023年10月速報(Markit) ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2023年10月速報(Markit) 25日 独景況感指数 2023年10月(ifo) 米新築住宅販売 2023年9月(商務省) 政策金利発表(カナダ銀行) 26日 貴金属取引 2023年10月限納会(大阪取引所) 金融政策理事会(ECB) 米国内総生産 2023年7-9月期速報値(商務省) 米卸売在庫 2023年9月速報値(商務省) 米耐久財受注 2023年9月速報値(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米中古住宅販売仮契約指数 2023年9月(全米不動産協会) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 27日 貴金属取引 2024年10月限発会(大阪取引所) 中国工業利益 2023年9月(国家統計局) 米個人所得・支出 2023年9月(商務省) 米消費者信頼感指数 2023年10月確報値(ミシガン大) 建玉明細報告(CFTC) MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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