−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2023/12 470.00 481.25 468.00 477.25 + 7.25 2024/03 485.00 496.00 483.25 492.25 + 7.25 2024/05 494.25 505.00 492.25 501.50 + 7.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 343,914 412,765 1,418,157 ( - 7,884) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(11月9日−11月13日) コーンベルト西部の気温は平年並み〜上回る。雨量は下回る〜上回る コーンベルト東部の気温は平年並み。雨量は平年並み。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは反発。終値の前営業日比は2.75〜7.75セント高。中心限月の12月 限は7.25セント高の477.25セント。 大豆と同様、ブラジル産地南部の多雨による洪水被害懸念や、今週末のアルゼンチン 産地南部の冷え込みが警戒された。小麦が続伸したことも好感された。 12月限は470.00で取引開始後、アジアから欧州の時間帯の時間外取引では おおむね470セント台割れで軟調に推移。米国の時間帯に急伸して、481.25セ ントの高値を付けた。帳入値は上げ幅を削り477.25セントだった。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(現地情報を要約)。 <ブラジル産地> 南部産地では今週、複数の低気圧の通過でかなりまとまった降雨となり一部で洪水が 発生して、大豆やコーン、さらには小麦にも被害が出ている。今週末から来週前半には 降雨はないが、来週中盤から後半にかけては再び降雨が見込まれる。 中部産地では来週降雨が発生して、大豆の作付けや生育には恵みとなろう。また気温 も高すぎない見込み。 <アルゼンチン産地> 2日まで散発的な降雨が続き、小麦やコーンの生育に恵みとなり、土壌水分状況の改 善で作付け初期にある大豆にとっても慈雨となった。しかし週末に冷え込み南部産地で は一部で降霜の可能性があるため、生育は停滞しそうだ。また来週は再び次の低気圧の 通過で降雨が見込まれる。 米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。 米プレーンズでは、局地的な降雨は北部に限られている。3日の最高気温はカンザス 州から南にテキサス州にかけて21℃以上となり、夏作物の収穫や冬小麦の作付け、発 芽には適したものとなろう。 シカゴ小麦は続伸。今年の欧州連合(EU)の小麦輸出が前年同期比24%も減少し ていることや、今年のアルゼンチン産小麦生産高見通しを現地駐在の米農務官が下方修 正したこと、さらには民間調査会社が23/24年度のロシアの小麦輸出を下方修正し たことなどに支援された。 期近12月限は前日比7.00セント高の572.50セント。 今日の材料 ・ブラジル南部産地ではまとまった降雨となり一部で洪水が発生。大豆、コーン、小麦 にも被害。 ・ブラジル中部産地では来週降雨が発生。大豆の作付けや生育には恵みとなる見込み。 ・アルゼンチンでは2日まで降雨が続き、大豆、コーン、小麦には慈雨となった。ただ 今週末冷え込み、南部産地では一部で降霜被害の可能性。 ・欧州委員会(EC)によると、今年の10月29日までのEUの小麦輸出は960万 万トンと、前年同期比24%減となった。 ・アルゼンチン駐在の米農務官、今年の同国産小麦生産高見通しを1540万トンと 80万トン下方修正。 ・民間調査会社、SovEcon、23/24年度のロシア産小麦の輸出は4880万 トンと、40万トン下方修正。 MINKABU PRESS
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