−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2023/11 1303.50 1330.50 1302.25 1327.50 +23.50 2024/01 1327.00 1355.00 1326.25 1351.75 +23.50 2024/03 1341.00 1369.25 1340.25 1366.50 +24.50 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 254,366 169,444 714,920 ( + 3,905) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後 4時現在の数値です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(11月9日−11月13日) コーンベルト西部の気温は平年並み〜上回る。雨量は下回る〜上回る コーンベルト東部の気温は平年並み。雨量は平年並み。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 大豆は大幅続伸。終値の前営業日比は10.25〜24.50セント高。中心限月の 1月限は23.50セント高の1351.75セント。 ブラジル産地南部で多雨により一部で洪水被害が発生していることや、アルゼンチン 産地南部で今週末冷え込みで降霜の可能性が浮上していること、さらにはアルゼンチン の供給懸念が浮上している大豆粕が期近から再び急伸したことに支援された。また現在 米国の農業団体の代表団が訪中しているが、中国の農業省が今年ここまでの同国の大豆 輸入累計が前年同期比14.4%増となっていることを明らかにしたことも好感され た。戻り高値を更新したことで、テクニカル面からの買いも入り上げ幅が大きくなっ た。 1月限は1327.00セントで取引開始。アジアから欧州の時間帯にかけての時間 外取引てはおおむね1330セント台で推移していたが、米国の時間帯に急伸して高値 は1355.00セントまであった。帳入値も1351.75セントと、1350セン ト台を維持した。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(現地情報を要約)。 <ブラジル産地> 南部産地では今週、複数の低気圧の通過でかなりまとまった降雨となり一部で洪水が 発生して、大豆やコーン、さらには小麦にも被害が出ている。今週末から来週前半には 降雨はないが、来週中盤から後半にかけては再び降雨が見込まれる。 中部産地では来週降雨が発生して、大豆の作付けや生育には恵みとなろう。また気温 も高すぎない見込み。 <アルゼンチン産地> 2日まで散発的な降雨が続き、小麦やコーンの生育に恵みとなり、土壌水分状況の改 善で作付け初期にある大豆にとっても慈雨となった。しかし週末に冷え込み南部産地で は一部で降霜の可能性があるため、生育は停滞しそうだ。また来週は再び次の低気圧の 通過で降雨が見込まれる。 米小麦産地の天気概況は以下の通り(米農務省の天気概況及び予報を要約)。 米プレーンズでは、局地的な降雨は北部に限られている。3日の最高気温はカンザス 州から南にテキサス州にかけて21℃以上となり、夏作物の収穫や冬小麦の作付け、発 芽には適したものとなろう。 大豆製品は、大豆粕がアルゼンチンの供給懸念で再び騰勢を強める一方、大豆油はス トラドル商いの手じまいなどで軟調だった。 大豆粕の期近12月限は前日比15.80ドル安の442.10ドル。 今日の材料 ・ブラジル南部産地ではまとまった降雨となり一部で洪水が発生。大豆、コーン、小麦 にも被害。 ・ブラジル中部産地では来週降雨が発生。大豆の作付けや生育には恵みとなる見込み。 ・アルゼンチンでは2日まで降雨が続き、大豆、コーン、小麦には慈雨となった。ただ 今週末冷え込み、南部産地では一部で降霜被害の可能性。 ・中国農業省によると、今年のここまでの同国の大豆輸入累計は7780万トンと、前 年同期比14.4%増となった。同省の見通しでは通年で1億0500万トンと、前 年比15%増となる見込み。 MINKABU PRESS
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