前週は80ドルに続いて75ドルも一時割り込む展開になった。特段の新規売買材料は 見当たらなかったが、漠然とした需要不安を背景に値下がりが進んだ。世界経済の減速 による需要減退リスクが警戒され、ファンドが売り込んでいる。期近限月に加算されて いたプレミアムもほぼ解消されている。急激な値下がりに対して、サウジアラビアとロ シアは供給削減策の延長などに含みを持たせているが、原油相場を下支えするには至ら なかった。 今週は下げ渋る展開になろう。需要不安で急落したが、実際の需給環境に大きな変化 が生じている訳ではない。思惑先行で大きく値下がりしたが、80ドル割れは下げ過ぎ 感が強い。ただし、大きく上昇するのであれば産油国が需給管理により積極姿勢を打ち 出すことが求められよう。26日の合同閣僚監視委員会(JMMC)に向けて、産油国 の動向に注目したい。また、13日に石油輸出国機構(OPEC)、14日に国際エネ ルギー機関(IEA)が最新の月報を公表する。ここでの報告内容にも注目したい。 予想レンジは74.00〜80.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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