NYプラチナ市況=反発、ドル高一服で買い戻される

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   845.8      868.8       844.6       863.6    + 18.0
         (24/ 4)   855.9      875.3       852.7       871.0    + 18.2
 パラジウム  (23/12)   967.50     988.50      948.50      982.30   +  3.50
         (24/ 3)   973.50     990.50      957.50      987.30   +  3.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          27,685         33,114        88,101       (+  5,957)
 パラジウム          5,314          7,926        26,618       (+    237)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          34,337.87  +  54.77
     10日  151.51/53   1.0686/88   ・ナスダック         13,767.74  -  30.37
     13日  151.63/65   1.0699/01   ・10年米国債利回り      4.64  +   0.02
・NY原油  (23/12)   78.26 + 1.09  ・SPDR保有金残高    868.15  +   0.87
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反発。前日比は、プラチナが17.9〜19.2ドル
高、中心限月の1月限が18.0ドル高、パラジウムが1.90〜3.50ドル高、中
心限月の12月限は3.50ドル高。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、買い戻されて下げ一服となったが、景気の
先行き懸念などに上値を抑えられた。欧州時間に入ると、ドル高となったが、買い戻さ
れて地合いを引き締めた。日中取引では、ドル高一服や金反発を受けて買い優勢となっ
た。
 パラジウム12月限は景気の先行き懸念を受けて一代安値を更新したが、ドル高一服
などを受けて下げ一服となった。
 プラチナ1月限は時間外取引を844.6〜858.1ドルのレンジで推移し、前日
比8.4ドル高の854.0ドルとなった。1月限は高寄りしたのち、買い戻されて下
げ一服となったが、景気の先行き懸念などに上値を抑えられた。欧州時間に入ると、ド
ル高となったが、買い戻されて地合いを引き締めた。
 日中取引は、戻りを売られ、846.7ドルまで下落した。その後は、ドル高一服や
金反発を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破し、868.8ドルまで上
昇した。
 時間外取引で一代安値を維持し、買い戻しが入った。また日中取引ではドル高一服を
きっかけに買い戻された。日本の介入警戒感があるなか、円が買い戻された。また欧州
中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁はインフレ率は3%を下回っているが、今後数
カ月で再び加速する可能性が高いと述べた。ユーロも買い戻された。
 パラジウム12月限は、時間外取引を963.50〜988.50ドルのレンジで推
移し、前日比4.80ドル安の974.00ドルとなった。12月限は安寄りしたの
ち、買い戻されて下げ一服となった。
 日中取引は、ドル高を受けて戻り売り圧力が強まると、一代安値948.50ドルを
付けた。その後は、ドル高一服を受けて買い戻され、987.50ドルまで戻した。
 10日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの22万1568
オンス、パラジウムは変わらずの4万3271オンス。
今日の材料
・中国人民銀行(中央銀行)が発表した10月の新規人民元建て融資は7384億元
(1013億ドル)だった。前月から大幅に減少したが市場予想は上回った。
・欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は講演で、ユーロ圏ではサービス市場と
労働市場が悪化しており、目先、経済成長の低迷が続く見通しだが、加盟国は痛みを和
らげるために銀行の裁量的な資本バッファーを取り崩すべきではないと述べた。インフ
レ率は3%を下回っているが、今後数カ月で再び加速する可能性が高いと述べた。
・米消費者の1年先のインフレ期待が、10月にわずかに低下したことが、ニューヨー
ク連銀の調査で明らかになった。
・米フィラデルフィア地区連銀が実施した経済予測調査によると、米国経済の見通しは
若干改善し、主要インフレ指標は低下傾向が続く見通しとなった。
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