プラチナ市況=プラチナが大幅反発、現物高から期中先が3ケタ高で引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,477    +23     9,485   +26  : 1,945.13   + 6.14
銀          112.0    0.0     110.5   0.0  : 2,230.00   +21.00
プラチナ     4,227   + 99     4,202  +102  :   868.90   +20.48
パラジウム   4,800      0     4,800     0  :   989.95   +25.39
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    151.71   -0.08  ユーロ・ドル相場   1.0696  -0.0011
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅反発。プラチナはニューヨーク高を
受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇などを受けて大幅高と
なり、先限は正午前に108円高で推移。午後入り、いったん上げ幅を縮小も終盤に再
上昇し、102円高で終えた。期中から期先の4本が3ケタ高を維持して引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナが95〜106円高、プラチナミニが95〜106円高、プ
ラチナスポットが92円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0738枚、プラチナミニが756枚、プラチナスポ
ットが4396枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は午後の取引で4193円で買い支えられる】
 プラチナ先限は夜間取引の序盤に4088円まで下落したが、前日の安値4083円
が支持線となり、反発。日中取引の序盤に4200円台を回復し、4214円まで上げ
幅を拡大した。午前11時過ぎから4190円台に上げ幅を縮小も大幅高で推移した。
午後に4193円で買い支えられ、引けで4202円をつけ、長大陽線引け。出来高
(標準)は1万枚超えも伸び悩んだ。
 中国、欧州の景気不安、米国の金利先高感が根強いことによるドル高から金の軟化な
どからプラチナドル建て現物価格は839.50ドルまで下落し、今年の最安値を更新
した。安値から約30ドル反転しているが、まだ自律反発の範囲内。中期線である
21、25日移動平均線が通る890ドル台前半を回復するには、今夜、発表の10月
の米消費者物価指数(CPI)が最初の関門になる。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の869.62ドルから、買い戻しなど
が入って正午前に872.31ドル台まで上昇。午後は上げ幅を縮小も865ドル台で
幾度も買い支えられた。午後3時50分に871ドル台まで再上昇。
MINKABU PRESS 森 成俊

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