大豆週間展望=シカゴ大豆は米国の需給引き締まりで下値堅く推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
                 [11月20日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)             11月13日 〜11月17日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000     64,000        64,000     64,000      0
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<シカゴ>16日終値  前週末比   |<主要統計データ> (11月9日まで)
      24/ 1 1360.25  ∔12.75   |輸出検証高:166万6,467トン
      24/ 3 1375.00  +14.25   |輸出成約高:391万8,400トン
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.57円  前週末比 0.80円の円高
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 【前週のレビュー】シカゴ大豆1月限は下げ余地は乏しく、1300セント台前半が
支持帯
 【シカゴ大豆はブラジル産地の天候が材料視されやすい】
 シカゴ大豆は1月限は15日にかけて浮上し1398.50セントの高値まで値を伸
ば、一時1400セントに接近した。しかし、16日に反落に転じ、1360セント前
後まで値を落としている。これまで中北部では乾燥、南部では降雨過多に伴う冠水や洪
水などの天候に悩まされてきたブラジル産地で、今週末から来週にかけて両地域ともに
好天に転じる見通しとなっていることが重石となっている。ただ、米国の大豆輸出は中
国にけん引される形で伸びているうえ、23/24年度の米国内需給は引き締まり感が
強く、下値堅く推移と予想。上げ一巡感は強いが、目先は1350セントの節目が支持
線として意識される展開を予想。1350セント割れとなった場合の次の下値のメドは
今月9日の安値1336セントとなる。引き続きブラジル産地の天候が材料視されやす
いとみる。23日のサンクスギビングデー(感謝祭)を控え、手じまい売買で値動きが
大きくなる可能性がある。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。

 【当面の予定(イベント・経済統計)】
 20日 独生産者物価指数 2023年10月(連邦統計庁)
     米景気先行指数 2023年10月(カンファレンスボード)
     米週間穀物輸出検証高(USDA)
      収穫進度報告(USDA)
 21日 米中古住宅販売統計 2023年10月(全米不動産協会)
 22日 米耐久財受注 2023年10月速報値(商務省)
     米新規失業保険申請件数(労働省)
     米消費者信頼感指数 2023年11月確報値(ミシガン大)
     米FOMC議事録公表 10月31日-11月1日(FRB)
 23日 ●勤労感謝の日、米国(サンクスギビングデー)
     ユーロ圏製造業購買担当者景況指数 2023年11月速報(Markit)
     ユーロ圏サービス業購買担当者景況指数 2023年11月速報(Markit)
 24日 消費者物価指数 2023年10月(総務省)
     独国内総生産 2023年7-9月期確報(連邦統計庁)
     独景況感指数 2023年11月(ifo)
     米週間穀物輸出成約高(USDA)
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      ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。





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