●週間見通しゴム、円急伸が一服すると下値固める=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は270円台中盤から260円水準まで軟化する展開になった。為替が大きく円
高方向に振れたことが嫌気され、売り優勢の展開になっている。中国通貨人民元が上海
ゴム相場を押し下げたこともネガティブ。24日に11月限の受渡を迎えたが、当限の
急伸が一服して軟化したこともネガティブ。産地相場も上値の重い展開になった。消費
地相場の値下がりを受けて、産地相場も上値を圧迫された。
 今週は改めて下値を固める展開になろう。前週は為替要因で大きく値を崩したことで
円相場の動向が注目される。為替市場のボラティリティが低下すると、下げ一服となり
やすい。ただし、11月限の受渡終了で12月限を直ちに大きく押し上げていく必要性
は乏しく、ボックス相場への回帰が進もう。中国の11月製造業PMIが11月30日
と12月1日に発表されることがイベントリスクになるが、影響は限定されよう。
 予想レンジは260〜275円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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