NY原油市況=続落も、産油国会合控えて思惑含み

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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ニューヨーク原油(NYMEX)
              始 値     高 値   安 値   帳入値   前日比
  2024/01     75.31       76.23       74.06       74.86        - 0.68
  2024/02     75.57       76.42       74.35       75.09        - 0.68
  2024/03     75.72       76.46       74.46       75.22        - 0.61
  推定出来高        前日出来高      前日取組高 (前々日比)
     393,363              518,146             1,565,233    ( + 6,517)
                     帳入値  前日比
      ヒーティングオイル    2023/12     283.79    + 0.22
                            2024/01     275.32    - 0.91
         改質ガソリン       2023/12     217.99    + 1.48
                            2024/01     214.54    + 0.88
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
  ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
  値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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 ニューヨーク原油は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.68ドル
安。その他の限月は0.61〜0.22ドル安。
 足元の主要国経済の弱含みや、来年の米景気悪化見通しが重しとなった。これまでの
金融引き締めの効果もあって主要国の物価上昇率は鈍化しているものの、インフレ率の
正常化が遅れる場合に高水準の政策金利が続くリスクがあり、景気見通しは不透明。
 30日に延期された石油輸出国機構(OPEC)プラスの閣僚会合で追加減産が見送
られるとみられていることは圧迫要因。ただ、ロイター通信が追加減産の可能性につい
て再び伝えると、下げ幅を消す場面があった。
 時間外取引で1月限は74.06ドルまで下落したものの、通常取引開始に向けて下
げ幅を消した。一時76.23ドルまでプラス転換している。ただ、プラス圏での推移
は一時的で、その後は再び売りが優勢となった。
 改質ガソリンの期近は反発。ヒーティングオイルの当限は反発したものの、その他の
限月は続落した。OPECプラスの閣僚会合を控えて、売り買いが交錯した。
今日の材料
・日量200万バレルの生産量を達成するためには170億ドル必要=リビア
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