プラチナ市況=プラチナが反落、NY安と円高で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,601    -32     9,610   -28  : 2,015.52    +3.97
銀          114.5   +0.5     118.3  +0.2  : 2,462.00    -7.00
プラチナ     4,372    -83     4,325   -77  :   920.43   -14.87
パラジウム   5,100      0     5,100     0  : 1,062.47   -10.69
======================================
      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    148.32   -0.70  ユーロ・ドル相場   1.0949  -0.0006
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニュ−ヨーク安と円高
を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目を買われたことと円高を
受け、もみ合いとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服を受けて軟調と
なった。パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが92〜75円安、プラチナスポットが83
円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0932枚、プラチナミニが855枚、プラチナスポ
ットが4107枚、パラジウムが0枚。
【プラチナは景気減速懸念などで戻りを売られる】
 プラチナ先限は4316円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要因になっ
た。円相場は1ドル=148円台前半の円高に振れた。
 プラチナは景気減速懸念などを受けて戻りを売られた。米新築住宅販売の減少を受け
て景気減速懸念が強い。米国債の利回り低下は下支え要因だが、景気減速でプラチナの
需要が伸び悩むと、上値を抑える要因になりそうだ。一方、2年連続の供給不足見通し
であることは下支え要因である。中国勢は高値での買いを見送っているが、レンジ内で
下落した場合、どの水準で買い意欲が強まるかを確認したい。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、上げ一服。朝方の920.00ドルから、米国債の
利回り低下を受けて押し目を買われ、925ドル台まで上昇した。午後に入ると、ドル
安一服を受けて上げ一服となった。
MINKABU PRESS 東海林勇行

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。