NY貴金属引け速報=パラジウムを除き大幅高、来年の米利下げ観測から

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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    金   23/12  2040.0  +  27.6      プラチナ     24/ 1   950.2  + 27.0
         24/ 2  2060.2  +  27.2               24/ 4   957.2  + 26.8
    銀   23/12  2493.5  +  25.4      パラジウム    23/12  1057.40 - 3.10
        24/ 3  2530.2  +  26.4               24/ 3  1069.30 - 3.80
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 ニューヨーク金、銀は大幅続伸。終値の前日比は金が26.9〜27.9ドル高、中
心限月の2月限が27.2ドル高、銀が25.4〜28.2セント高、中心限月の3月
限は26.4セント高。
 金2月限は大幅続伸。時間外取引では、ドルの先安感から小高く推移し、終盤に約3
ドル高で推移。日中取引開始後は来年の米利下げ観測からドル安の加速を受け、上げ幅
を拡大した。中盤にかけて強気のテク二カルによる買い戻しも巻き込んで一段高の動き
が加速した。後半から終盤も上伸の勢いは衰えず。この日の高値圏での取引となり、
2060ドル台を維持して引けた。
 銀3月限は大幅続伸。時間外取引は買い優勢となり、2500セント台に乗せて小高
く推移。日中取引はドル安・金の上伸に支援され、一段高となった。短期的な買い過剰
感が警戒され、利食い売り圧力が強まり、高値を離れたが、2530セント台を維持し
て引けた。
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが大幅反発、パラジウムが小幅続落、前日比
は、プラチナが26.4〜27.0ドル高、中心限月の1月限が27.0ドル高、パラ
ジウムが4.10〜2.20ドル安、中心限月の3月限は3.80ドル安。
 プラチナ1月限は反発。時間外取引では、ドル安を背景に押し目買い優勢となり、終
盤、10ドル超の上げ幅を維持して推移。日中取引では、来年の米利下げ観測からのド
ル安で金、銀の上げ幅拡大に追随し、一時30ドル超の上昇となり、950ドル台に乗
せた。戻り売りで上げ幅を縮小したが、950ドル台を維持して引けた。
 パラジウム3月限は続落。時間外取引は買い優勢となり、終盤に7ドル超の上昇を維
持し、堅調に推移。日中取引は時間外取引の高値が抵抗線となり、上値の重さが嫌気さ
れ、上げ幅を削り小安く引けた。
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