ゴム午前=軟調、上海安や円高を嫌気

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。。寄り付きでは、ドル・円が1ドル=147円付近まで円
高に振れたことや上海夜間が小幅安で推移したことを受けて、売りが先行する展開とな
った。その後も、円高が一段と進んだことや、日中取引の上海ゴムが売り優勢となって
いることを受けて、軟調に推移している。TSR20は出来ず。

 午前11時52分現在のRSS3号は前営業日比2.7〜1.40円安。活発限月の
期中5月限は同1.8円安の268.9円、期先11月限は出来ず、推定出来高は
591枚(前日夜間取引含む)。

【円高が戻りを抑える】
 今日のJPXゴムRSS3号は、ドル・円が一時1ドル146.67円前後まで円高
に振れたことを受けて、軟調な展開となっている。ドル・円は、11月21日に
147.15円まで下落後、戻り場面となっていたが、149.75前後で戻りいっぱ
いとなると、今週から売りが先行している。
 テクニカル的には148円を再度しっかり割り込んだことから、8月中旬から下旬に
かけて支持となっていた144円が視野に入ってきた。現水準から2−3円円高が進め
ば、JPXゴムRSS3号の活発限月5月限は、260円付近まで下押しされる可能性
がある。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は3月限のみ約定し、0.5セント高。TSR20
は売りが優勢となり、0.5〜0.2セント安。

 上海ゴムは軟調。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営業日
比10元安の1万3900元となっている。

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