【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。プラチナはニュ−ヨーク大幅反発 を受け、ドル建て現物相場が940ドル台に上昇を背景に夜間取引で90円超の上昇が 続出した。日中取引は序盤、1ドル=147円台前半の円高で期先が上げ幅を縮小も堅 調地合いは崩れず。午前10時前から146円台後半まで円高が進行しているが、現物 相場が940ドル台で堅調に推移から、総じて60円超の上げ幅を維持して推移。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時33分現在の前営業日比は、プラチナが55〜73円高、プラチナミニが 52.0〜98.5円高、プラチナスポットが58円高、パラジウムが出来ず。 午前11時33分現在の出来高は、プラチナが9216枚、プラチナミニが701 枚、プラチナスポットが2208枚、パラジウムが0枚。 【先限は5日移動平均線を試すまで上げ幅を縮小に至らず】 ニューヨークプラチナは金、銀につれ高もようのなか、期近1月限が950ドル台を 回復。29日のアジア時間のニューヨーク金が時間外取引で続伸に対し、ニューヨーク プラチナは上げ一服。プラチナと同様に産業用需要の多いニューヨーク銀の続伸にも反 応薄。今夜、プラチナ1月限が950ドル台から一段高になるかに注目。 プラチナ先限は夜間取引で4420円まで上昇した。日中取引開始後、4386円ま で上げ幅を縮小する場面があったが、午前10時頃からは4400円を挟んで推移。そ の後、円高で4383円まで上げ幅を縮小も5日間移動平均線4371円を試すまでの 上げ幅縮小に至らず。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方に939ドルで買い拾われ、その後、ジ リ高となり、午前10時過ぎに948ドル台まで上昇。高値を離れ、11時以降は、概 ね940ドル台前半でもみあい。 午前11時30分現在、プラチナは943.56ドル、パラジウムが1059.59 ドルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが920.43ドル、パラジウムが10 62.47ドル。 MINKABU PRESS
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