ゴム午前=軟調、上海ゴムの下落を映す

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、軟調。寄り付きでは、寄り付きでは、上海夜間の下落や円高を嫌
気して、売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟調に推移しているこ
とから、売り優勢の展開が続いている。TSR20は出来ず。

 午前11時50分現在のRSS3号は前営業日比5.8〜2.8円安。活発限月の期
中5月限は同3.2円安の264.8円、期先11月限は出来ず、推定出来高は480
枚(前日夜間取引含む)。

【中国製造業PMIは2カ月連続で50を割り込む】
 日本時間の午前10時30分に中国国家統計局から発表された11月の製造業購買担
当者景気指数(PMI)は49.4となり、10月の49.5から低下した。これで2
カ月連続で景況感の分かれ目とされる50を下回った。同時に発表された11月の非製
造業PMIは50.2となり、前月の50.6を下回った。
 中国は不動産不況や地方政府の債務問題などから景気が減速している。中央政府は財
政出動などの施策を打ち、中央銀行にあたる人民銀行は利下げを行うなど、財政・金融
ともに景気対策を実施しているが、その効果はいまのところ限られているようだ。

【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポール市場は、RSS3号は12月限のみ約定し、0.7セント高。TSR2
0は売りが優勢となり、0.3〜0.1セント安。

 上海ゴムは大幅安。午前11時00分現在、指標限月の2024年1月限は、前営業
日比185元安の1万3630元となっている。

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