プラチナ市況=プラチナが続落、下値を切り上げも反発力弱く引け

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2023/12          2024/10    ドル建て現物価格 15:15 現在
金          9,577   - 25     9,581  - 27  : 2,024.50   - 8.59
銀          115.0   -3.0     115.1  -1.7  : 2,426.00   -25.00
プラチナ     4,280    -45     4,245   -34  :   904.82   - 9.58
パラジウム   4,600   -200     4,600  -200   :   947.16   -26.28
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      15:15 現在 前営業日比        15:15 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.18   +0.27  ユーロ・ドル相場   1.0792  -0.0052
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受け
て売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の小反発、金の下げ幅縮小から期
先が下値を切り上げたが、先限は正午前に44円安で推移。午後は現物相場の戻りから
幾分、下値を切り上げも反発力弱く引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。帳入値は全限月は200円安。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが59〜34円安、プラチナスポットが68
円安、パラジウムが200円安。
 推定出来高は、プラチナが1万2501枚、プラチナミニが839枚、プラチナスポ
ットが4803枚、パラジウムが0枚。
【現物価格、900ドル割れが長引くと下値不安が強まる】
 プラチナ先限は続落となり、夜間取引で11月15日以来の安値となる4204円ま
で下落。安値を離れたが、日足は5日連続の陰線引け。14日間の相対力指数(RS
I)は44台に低下し、テクニカル面から弱気感が拡大。
 アジア時間のドル建て現物価格は900ドルを挟んでの攻防。900ドル割れが長期
化するとJPXプラチナも下値不安が強まる。夜間取引から午前中は活況となり、午前
中で出来高が1万枚超えも午後は一転して模様眺め気分が強まり、出来高は伸び悩ん
だ。
【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】
 プラチナのドル建て現物相場は、900ドルを挟んで推移。午前8時半過ぎに895
ドル台に軟化も買い拾われ、906ドル台まで反発。いったん898ドル台に反落した
が、900ドル割れは再度、買い拾われ、午後2時過ぎに905ドル台まで再浮上。
MINKABU PRESS 森 成俊

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