NYプラチナ市況=プラチナは小反発、パラジウムは反落

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (24/ 1)   947.7      964.3       944.3       954.3    +  1.7
         (24/ 4)   955.9      972.0       953.0       963.0    +  1.8
 パラジウム  (24/ 3)  1189.00    1226.50     1158.00     1199.40   -  3.00
         (24/ 6)  1190.50    1225.00     1173.00     1207.00   -  3.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          32,148         47,924        72,666       (-    362)
 パラジウム          5,225         10,115        18,812       (-  2,094)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          37,306.02  +   0.86
     15日  142.25/27   1.0893/95   ・ナスダック         14,904.81  +  90.89
     18日  142.91/93   1.0919/21   ・10年米国債利回り      3.95  +   0.04
・NY原油  (24/ 1)   72.47 + 1.04  ・SPDR保有金残高    879.69  +   2.02
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナは小反発、パラジウムは反落。前日比は、
プラチナが1.4〜1.9ドル高、中心限月の1月限が1.7ドル高、パラジウムが
3.10〜3.00ドル安、中心限月の3月限は3.00ドル安。
 プラチナ1月限は小反発。時間外取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見
通しやドル安を受けて押し目を買われた。日中取引では、テクニカル要因の買いが入っ
て上値を伸ばしたが、金融当局者の早期利下げけん制発言を受けて上げ一服となった。
 パラジウム3月限は戻り高値を更新し、買い戻し主導で上昇したが、金融当局者の早
期利下げけん制発言を受けて戻りを売られた。
 プラチナ1月限は時間外取引を944.3〜958.7ドルのレンジで推移し、前日
比3.3ドル高の955.9ドルとなった。1月限は安寄りしたのち、米連邦準備理事
会(FRB)の利下げ見通しやドル安を受けて押し目を買われた。
 日中取引は、時間外取引の高値を突破し、964.3ドルまで上昇した。その後は、
金融当局者の早期利下げけん制発言を受けて上げ一服となった。利食い売りなどが出て
949.4ドルまで下落したが、押し目は買われた。
 欧州中央銀行(ECB)当局者や米金融当局者の早期利下げをけん制する発言が目立
ったが、市場の利下げ期待が強いことが序盤の支援要因になった。米クリーブランド地
区連銀のメスター総裁は、利下げ時期について金融市場は連邦準備理事会(FRB)よ
り「やや先走りしている」との見方を示した。
 パラジウム3月限は、時間外取引を1158.00〜1202.00ドルのレンジで
推移し、前日比5.90ドル安の1196.50ドルとなった。3月限は安寄りしたの
ち、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ見通しを受けて押し目を買われた。
 日中取引は、時間外取引の高値を突破し、1226.50ドルまで上昇した。その後
は、金融当局者の早期利下げけん制発言を受けて戻りを売られ、1186.00ドルま
で下落した。
 15日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの21万3950
オンス、パラジウムは変わらずの5万3862オンス。
今日の材料
・英石油大手BPは、紅海を通過する全ての運航を一時停止したと発表した。イエメン
の親イラン武装組織フーシ派による週末の攻撃を受けた措置。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、E
CBは2024年半ばまでにインフレ率が安定して3%を下回ることを確認した上で、
利下げに着手する必要があると述べた。
・欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバスレ・スロベニア中銀総裁は、政策見通
しの見直しは少なくとも春が終わってからで、3月か4月の利下げという市場の予想は
早過ぎると指摘した。
・独IFO経済研究所が発表した12月の業況指数は86.4と、予想外に低下した。
期待指数と現況指数の双方が低下した。業況指数の市場予想は87.8。11月改定値
は87.2だった。
・米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、利下げ時期について金融市場は連邦準
備理事会(FRB)より「やや先走りしている」との見方を示した。
・米シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、先週のパウエル連邦準備理事会(FRB)
議長の発言を受けて、金融市場でFRBが早期かつ迅速に利下げに踏み切るとの見方が
急速に高まったことは、連邦公開市場委員会(FOMC)の機能とは相反するものと述
べた。
・全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表した12月のNAHB/ウエルズ・ファー
ゴ住宅建設業者指数は37と、2022年12月以来の低水準だった前月の34から上
昇した。住宅ローン金利の低下が追い風になっているとみられ、予想の36も上回っ
た。
・ニューヨーク連銀が発表した11月の消費者期待調査によると、フルタイムの仕事で
実際にオファーされた平均賃金が7万9160ドルと7月時の6万9475ドルから上
昇し、2014年の調査開始以降で最高となった。労働市場の持続的な逼迫を反映して
いる可能性がある。
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