NY株式19日(NY時間16:25)(日本時間06:25) ダウ平均 37557.92(+251.90 +0.68%) S&P500 4768.37(+27.81 +0.59%) ナスダック 15003.22(+98.03 +0.66%) CME日経平均先物 33395(大証終比:+265 +0.80%) きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸し、最高値更新が続いている。上げ幅は一時200ドルを超える場面もみられた。さすがにこのところの上昇から高値警戒感からの短期的な反落リスクも指摘されている。しかし一方で、S&P500の上昇は長続きするとの見方も根強い。米大手銀の調査によるとFRBの利下げへの期待から、投資家は2022年以降で最も楽観的な見方をしているという。 そのような中で一部からは、「金融情勢は非常に緩やかになっている。市場では来年4回の利下げが予想されており、MMFから株式への資金流入が予想される」との指摘も出ていた。 今週に入って米地区連銀総裁などのFOMC委員から、市場の利下げ期待に対するけん制発言が相次いでいるものの、米株式市場のネガティブな反応は限定的で、市場の利下げ期待はさほど後退していない。きょうも米地区連銀総裁の講演が伝わっているが、市場はネガティブな反応は見せていないようだ。 エヌビディア<NVDA>は6日ぶりに小反落。アナリストがAIおよびGPU需要へのフィードバックが2023年初頭以来初めて、まちまちになったと指摘した。短期的に需要はまちまちで、その理由や次に何が起こるかは不明だとしている。 フィンテックのアファーム<AFRM>が大幅反発。同社は後払い(BNPL)決済システムを手掛ける。前日はアナリストの投資判断の「売り」への引き下げで売りが優勢となっていたが、きょうはウォルマート<WMT>との提携拡大の材料が出ている。ウォルマートの4500以上の店舗で年末年始の買い物をセルフレジで支払うことができるようになった。 コンシューマーヘルス製品開発のケンビュー<KVUE>が上昇。同社はジョンソン&ジョンソン<JNJ>から分離独立した。解熱鎮痛剤タイレノールに関する集団訴訟で、裁判所が同社に有利な判決を下した。 ファイザー<PFE>が3日続伸。アナリストが90日間の上昇カタリスト・ウォッチを開始したと発表した。また、ドイツのバイオ医薬品のキュアバック<CVAC>がファイザー<PFE>とドイツのビオンテック<BNTX>に対してメッセンジャーRNA(mRNA)技術の利用で同社保有の特許権を侵害したとして訴訟を起こしていたが、ドイツの特許裁判所は「同社はもはやmRNA技術の特許に依拠することはできない」と訴えを退けたことも好感されている。 ケンビュー<KVUE> 21.47(+0.46 +2.19%) アファーム<AFRM> 50.46(+6.76 +15.47%) エヌビディア<NVDA> 496.04(-4.73 -0.94%) ファイザー<PFE> 28.16(+1.10 +4.07%) キュアバック<CVAC> 4.10(-1.72 -29.55%) ビオンテック<BNTX> 106.71(+3.14 +3.03%) アップル<AAPL> 196.94(+1.05 +0.54%) マイクロソフト<MSFT> 373.26(+0.61 +0.16%) アマゾン<AMZN> 153.79(-0.28 -0.18%) アルファベットC<GOOG> 138.10(+0.91 +0.66%) テスラ<TSLA> 257.22(+5.14 +2.04%) メタ・プラットフォームズ<META> 350.36(+5.74 +1.67%) AMD<AMD> 140.15(+1.25 +0.90%) エヌビディア<NVDA> 496.04(-4.73 -0.94%) MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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