(NY時間10:33)(日本時間00:33) ゼネラル・ミルズ<GIS> 65.02(-1.69 -2.54%) スナックやシリアルなどを製造販売するゼネラル・ミルズ<GIS>が下落。取引開始前に9-11月期決算(第2四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。既存事業売上高が予想外の減収となった。ガイダンスも公表し、通期の既存事業売上高の見通しを下方修正したほか、1株利益の見通しも下方修正した。消費の見通しがより慎重になっており、競合他社の製品供給も早く正常化する中で、販売量の回復が予想より遅れているとしている。 アナリストは「同社のような企業は、食品インフレの冷え込みと個人消費の軟化傾向という2つのプレッシャーに直面しており、これは数量と価格の両方が予想を下回っていることを意味する」と指摘している。一方、「強気な投資家は第2四半期の1株利益の堅実な上振れを指摘し、決算前の投資家の期待も比較的控えめであったことから、売上低迷による株価の落ち込みは限定的かもしれない」とも指摘した。 (9-11月・第2四半期) ・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:1.16ドル) ・売上高:51.4億ドル(予想:53.5億ドル) ・既存事業売上高:-2%(予想:+2.8%) ・粗利益率(調整後):35.0%(予想:33.9%) (24年度通期見通し) ・1株利益(調整後):4~5%増(従来:4~6%増) ・既存事業売上高:-1~0%(従来:3~4%増)(予想:2.7%増) ・営業利益(調整後):4~6%増 【企業概要】 消費者向けブランド食品をグローバルに製造・販売する。スナック類・シリアル・ミールキット・ヨーグルト・アイスクリーム・ベーキング材料・冷蔵冷凍生地などのほか、天然素材のペットフードを提供する。北米の外食産業・業務用ベーカリー業界向けのブランド・ノーブランド食品も提供する。 MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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