NY金・銀市況=反発、金は安値拾いの買いが支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
   金      (25/12)  3939.5     4000.7      3935.7      3992.9     + 32.4
          (26/ 2)  3981.7     4033.0      3969.4      4026.2     + 32.8
   銀     (25/12)  4690.0     4811.5      4652.0      4802.2     + 73.1
         (26/ 3)  4738.0     4864.0      4713.0      4860.4     + 73.8
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
  金           190,103       270,997       450,399        (-  2,374)
  銀           52,266        67,383       155,257        (-  1,955)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          47,311.00  + 225.76
     前日  153.64/66   1.1481/83   ・ナスダック         23,499.80  + 151.16
     本日  154.12/14   1.1487/89   ・10年米国債利回り      4.16  +   0.08
・NY原油  (25/12)   59.60 - 0.96  ・SPDR保有金残高  1,038.63  -   3.15
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 ニューヨーク金、銀は反発。前日比は金が32.4〜35.2ドル高、中心限月の
12月限が32.4ドル高、銀が73.1〜77.6セント高、中心限月の12月限は
73.1セント高。
 金12月限は反発。時間外取引では、売り優勢で始まったが、ドル高一服を受けて買
い戻し主導で上昇した。欧州時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。日中取
引では、押し目を買われた。予想以上の米ISM非製造業総合指数に上値を抑えられた
が、下値は限られ、堅調となった。
 銀12月限はドル安一服や金堅調を受けて買い優勢となった。
 ニューヨーク金12月限は反発。時間外取引では3935.7〜3997.0ドルの
レンジで推移、前日比18.8ドル高の3979.3ドルとなった。12月限は安寄り
したのち、手じまい売りが出たが、ドル高一服を受けて買い戻し主導で上昇した。欧州
時間に入ると、買いが一巡し、上げ一服となった。
 日中取引では、全米雇用報告が予想以上となったが、安値拾いの買いを受けて堅調と
なった。その後は、予想以上の米ISM非製造業総合指数に上値を抑えられたが、
3972.9ドルで押し目を買われると、4000.7ドルまで上昇した。
 ドル高一服を受けて買い戻された。日中取引では好調な経済指標も下げ止まりが意識
されるなか、安値拾いの買いが入った。10月の全米雇用報告によると、民間雇用者数
は大幅に回復し、4万2000人増となった。市場予想は2万8000人増だった。米
ISM非製造業総合指数は52.4と、8カ月ぶりの高水準を付けた。新規受注の堅調
な増加を背景に前月の50.0から上昇した。市場予想は50.8。
 ニューヨーク銀12月限は、時間外取引で4652.0〜4777.0セントのレン
ジで推移し、前日比14.4セント高の4743.5セントとなった。12月限は安寄
りしたのち、手じまい売りが出たが、ドル高一服や金堅調を受けて地合いを引き締め
た。欧州時間に入ると、上げ一服となった。
 日中取引では、金堅調を受けて買い優勢となった。時間外取引の高値を突破したこと
や株高を受けて上値を伸ばし、4811.5セントまで上昇した。
 11月4日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比変わらずの3788万1682
オンス、銀は90万5839オンス減の4億8145万7974オンス。

今日の材料
・10月のHCOBユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)改定値は52.5と、
2023年5月以来の高水準となった。サービス部門の活動加速と需要環境の改善を背
景に、拡大と縮小の分かれ目となる50を10カ月連続で上回った。
・9月の独鉱工業受注は前月比1.1%増と、予想を上回った。自動車と電気機器の受
注が増加した。市場予想は1%増だった。
・ロシアのプーチン大統領は、核兵器実験の可能性に関する提案を起草するよう政府高
官に指示した。
・ベルギー政府は、首都ブリュッセルなど空港が4日にドローン(無人機)の目撃情報
を受けて一時閉鎖された事態を受け、主要閣僚と治安当局トップによる緊急会合を開
き、対応を協議した。
・10月の全米雇用報告によると、民間雇用者数は大幅に回復し4万2000人増とな
った。市場予想は2万8000人増だった。9月は3万2000人減から2万9000
人減に上方修正された。
・10月の米ISM非製造業総合指数は52.4と、8カ月ぶりの高水準を付けた。新
規受注の堅調な増加を背景に前月の50.0から上昇した。市場予想は50.8。ただ
雇用は低調で、関税措置に起因する経済の不確実性を背景に労働市場が低迷しているこ
とを示唆した。
・米連邦準備理事会(FRB)のミラン理事は、FRBの現行政策は過度に引き締め的
で、景気にリスクをもたらしているとの見方を改めて示した。
・米国は、カリフォルニア州のバンデンバーグ宇宙軍基地で、核弾頭を搭載できる大陸
間弾道ミサイル(ICBM)「ミニットマン3」の発射実験を実施した。
・米連邦最高裁は、 トランプ大統領が1977年の国際緊急経済権限法(IEEP
A)に基づき日本を含む世界各国に課した関税措置の合憲性を問う訴訟を巡り、 口頭
弁論を開始した。
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