アジア株は下落、クリスマス休暇を前に調整売り 上海株は1年ぶり安値、投資家心理冷え込んだまま今年終えるか 東京時間11:01現在 香港ハンセン指数 16495.77(-118.04 -0.71%) 中国上海総合指数 2892.80(-9.40 -0.32%) 台湾加権指数 17512.96(-122.24 -0.69%) 韓国総合株価指数 2592.58(-21.72 -0.83%) 豪ASX200指数 7504.10(-33.78 -0.45%) アジア株は総じて下落、前日の米株大幅安を受け売り優勢で始まった。特に目立った売り材料はなくクリスマス及び年末を前に調整売りが出ている。 香港株は反落、週末を前に調整売り優勢で始まった。香港は25日と26日がクリスマスで休場となるため4連休となる。 美団やレノボ、シャオミ、JDドットコムなどハイテク関連が下落しているほか、きのう大幅上昇したサンズチャイナやギャラクシーエンターテイメントなどカジノ関連も下落している。 上海株は続落、投資家心理は冷え込んだまま今年を終えそうだ。1年超ぶりに2900ポイント台を割り込んでいる。医療品や公益、不動産、ハイテク関連が軒並み下落している。 中国政府は来年、支援策を「強化」する可能性が高いと専門家が指摘しているものの、主に技術革新に焦点を置くとしており、肝心の不動産市場に対する支援策への言及はなかった。また、支援策強化の開始は来年「半ば」だとしており、支援策早期実施への期待感も後退。中国人民銀行が事実上の政策金利である最優遇貸出金利(ローンプライムレート)の1年物、5年物ともに据え置いたこともマーケットを失望させている。アナリストらは人民銀が近く預金準備率を引き下げることを予想しているが、引き下げたところで株価上昇は一時的だろう。米モルガンスタンレーは中国の債務問題にデフレ、人口動態、地政学リスクなどの課題が重なり、2024年と25年の同国の経済弱体化を予想している。 中国習近平国家主席はロシアのミシュスチン首相と会談したさい、中露関係を良好に維持し発展させることは両国の利益になると語った。
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